20周年記念シンポジウム (2018年10月開催)

アジア太平洋研究科20周年記念シンポジウム『アジア太平洋における分裂と統合の力学』

【日時】2018年10月12日(金)13:00~18:50
【会場】早稲田大学国際会議場井深大記念ホール

【概要】
  2018年に創立20周年を迎えた早稲田大学大学院アジア太平洋研究科は、これまでの20年の歩みを振り返り、今後の進むべき方向性を考える場として、各分野における著名な研究者を海外より招き、2018年10月12日(金)に20周年記念シンポジウムを開催した。国際秩序がさまざまな挑戦に直面する中、アジア太平洋地域の将来をめぐっても、分裂と統合の二つのベクトルが激しくせめぎ合っている現状を踏まえ、本シンポジウムは「アジア太平洋における分裂と統合の力学」をテーマとし、アジア太平洋地域の現状と展望について巨視的な議論を行った。
  最初に、アジア太平洋研究科・三友仁志研究科長、早稲田大学・森田正典理事による開式の辞の後、来賓の谷野作太郎氏(元駐インド・中国大使、元早稲田大学アジア太平洋研究科客員教授)が祝辞を述べた。続いてナンヤン工科大学S. Rajaratnam School of International Studies・Ong Keng Yong 副学長が「アジア太平洋における分裂と統合の力学」という演題で基調講演を行い、元ASEAN事務総長としての自らの経験も踏まえ、アジア太平洋地域を分裂あるいは統合の方向に導く様々な要因や今後の展望について語った。
  第1セッション「分裂と統合の政治経済学」(司会:アジア太平洋研究科・浦田秀次郎教授)ではバージニア大学・Dale Copeland教授(演題:「中国の台頭と米国の対応:現代アジア太平洋における安定と紛争の要因についての競合する視座」)、アジア開発銀行・Jayant Menon首席エコノミスト(演題:「アジア太平洋地域の経済統合の現状と役割」)、ナンヤン工科大学・Mely Caballero-Anthony教授(演題「アジア太平洋地域における非伝統的安全保障の争点」)が発表を行った。続いて、討論者のアジア太平洋研究科・植木千可子教授、アジア太平洋研究科・勝間靖教授、早稲田大学国際教養学部・張望准教授が加わり、安全保障、経済分野における分裂と統合について、活発な議論を展開した。
  第2セッション「科学、宗教、文化と地域共同体」(司会:アジア太平洋研究科・ロバーツ・グレンダ教授)では、最初にカリフォルニア大学バークレー校・Aihwa Ong教授(演題:「アジアの実験におけるDNAオリガミ」)が、アジア太平洋地域における生命医科学の展開とその意義に関する発表を行った。次に、ハワイ大学Patricio Abinales教授(演題:「2017年マラウィ危機前後におけるフィリピンのムスリム社会」)がフィリピンにおけるイスラム共同体の現状と変容について報告を行った。討論者のアジア太平洋研究科・レーニー・デイビッド教授、見市建准教授、リー・ショーン講師が各発表についてコメントした後、参加者との質疑応答が行われた。
  最後に、司会を務めたアジア太平洋研究科・加藤篤史教務主任が閉会の辞を述べ、本シンポジウムを閉会した。

 

 

 

 

 


【プログラム】
20th Anniversary Symposium Program
【発表者ペーパー】
Patricio N. Abinales Paper (20181012 GSAPS 20th Annivesary Symposium)
Jayant Menon Paper (20181012 GSAPS 20th Anniversary Symposium)
【発表者パワーポイント】
Patricio N. Abinales Powerpoint (20181012 GSAPS 20th Anniversary Symposium)
Jayant Menon Powerpoint (20181012 GSAPS 20th Anniversary Symposium)
Mely Caballero-Anthony Powerpoint (20181012 GSAPS 20th Anniversary Symposium)