教員詳細



清水 由紀
SHIMIZU Yuki

神奈川県出身。旅行、ドライブ、コーヒー、果物、そして猫をこよなく愛しています。

専門分野

発達心理学、文化心理学

担当科目

講義:子どものこころ(発達心理学)、人間の発達と文化
演習:心をみる、発達の生得性と環境効果
ゼミ:「発達を生きる人間」論ゼミ(現代人の心の発達)

研究紹介

人が周囲の人々とかかわり合いながら、自己や他者についての認識を発達させていくプロセスについて研究しています。また、社会的な発達に文化がどのような影響を及ぼすのかについて、異なる文化の子どもやその親、そして時には大学生を比較することにより明らかにしようとしています。

現代人間論系への誘い

文化的多様性は人という種の大きな特徴であり、人は前の世代までに築かれてきた文化を元に驚異的なスピードで文化の変革を遂げていきます。現代社会において、私たちの生活様式が実に多様であり、かつ目まぐるしく変化していく様子を皆さんも目の当たりにしていることでしょう。しかしそもそもなぜ人間はこのように、柔軟にそして画期的に、環境を変えていけるのでしょうか?この問いは「人間とは何か」というテーマの根本に関わるように思います。現代人間論系では、この問いに対して、異なる学問分野を基盤とした多様な向き合い方ができます。例えば発達心理学の観点からは、人間が進化の過程で幼少期から豊かな想像力・創造力を持つようになり、その能力が置かれた環境に適応しそれを変革していくことを可能にしている、といった考え方ができます。しかし単に多面的に捉えるだけではなく、そこに新しい考え方の道筋を見出すことができるのが、学際的な学びの強みと言えるでしょう。皆さんと一緒に、新たな知を生み出していく過程を楽しみにしています。

ゼミ・演習紹介

「他者とかかわる心」という、最も人間らしい発達の側面について扱います。対象は赤ちゃんから青年までと幅広く、観察、実験、調査など様々な方法で心の育ちを捉えます。また、心の発達と文化の関係性を探ることも中心的なテーマとなります。文化が心をつくり、心が文化をつくっていく、その相互構成の過程を捉えることを試みます。子どもの発達に影響する環境要因にはどのようなものがあるのか?、異文化間コミュニケーションではどうして摩擦が起きやすいのか?、などの心の営みに関する素朴な疑問を持ったことがある方も多いでしょう。このような疑問をどのように科学的に解明できるのかについて、心理学の観点から考えることに興味がある方は是非履修してみてください。

個人HP

https://sites.google.com/view/yukishimizu

Mail

shimizu.yuki*waseda.jp
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研究室

33号館1309

現代人間論系室

開室時間
月-金:12:00~18:00

お問い合わせ
TEL/FAX:
03-5286-3558(内線3382)
メール:
human*list.waseda.jp
(*を半角@に変えて入力してください)

場所
〒162-8644
東京都新宿区戸山1-24-1
早稲田大学 戸山キャンパス
33号館701号室