Graduate School of Public Management早稲田大学 公共経営大学院

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研究科長挨拶

公共経営大学院研究科長 田中 孝彦

早稲田大学大学院政治学研究科のWebサイトにようこそ。
2018年9月から研究科長に就任いたしました、田中孝彦と申します。
国内社会と国際社会の混迷と転落には際限がないのではないか。こんな閉塞感を多くの人々がもつようになって、多くの年月が経過しています。自分の直近のコミュニティの利益を第一に考えるという、利己的な利益追究の姿勢を正面に打ち出す政治指導者や外交指導者が、国内社会でも国際社会でも、跋扈するようになっています。そのような姿勢がまわりまわって、どんな悪影響を地球社会にあたえることになるのか。そんな問題については真剣に考えない。利己的で独善的な風潮が、国内外で定着しつつあるといえます。
このような風潮を是正することが、国内社会をふくむ地球社会にとって、いまもっとも緊要な課題であるといえます。なぜならば、自己利益の単なる追究は、地球社会において、格差やナショナリズムの衝突といった修復しがたい断層を生み出し、破壊的な地殻変動を引き起こしかねないものだからです。
このような状況に加えて、公的な職業を遂行する組織と個人において、モラルハザードの蔓延が顕著となっていることも否定できません。公文書の改竄、政治指導者などによる事実の歪曲、捏造、改竄の事例は、国内のみならず国際社会においても枚挙にいとまがありません。
いま政治という公的世界において、失われているのは、「公的価値」に対する敏感性であるといえるでしょう。民主主義において軽視されてはならない公的な価値とはなにであるのか。そしてその価値を守っていくためには、個人と組織は何をしなければならないのか。これを真摯に問い続けることが、今ほど重要なときはないように思われます。
各個人そして各国家が、それが属しているさらに大きな枠組みの維持や改善に配慮せず、みずからの最大利益の獲得のみをめざしていても、いずれ「神の見えざる手」が働いて調和は保たれる。この古ぼけた考え方が妥当でないことはすでに明らかです。相互依存が深化し複雑化した現在の地球社会では、社会全体の公的な利益や価値に無頓着な行動や思想は、地球社会の存続を危機におとしいれるという形で、バックファイアを引き起こしてしまうのです。
公共経営専攻は、公共的価値の実現に必要な学術的知見の獲得と、それに基づく実践のあるべき姿を探求する場です。そこには、先進的な理論の専門家と実績ある実務家のコラボレーションがあり、それによる指導の下で学生同士の間の切磋琢磨の場があります。教員はその切磋琢磨を支援し、また実践の現場への道筋を学生とともに探っていきます。
混迷の中にあるこの時代にこそ、早稲田大学大学院政治学科公共経営専攻という「知的実践協働体」の意義は、ますます高いものとなっています。私たちとともに、公正で民主的な地球社会を持続させるために、熱く学びませんか?

公共経営大学院教務主任 野口 晴子

早稲田大学公共経営大学院が、2003年4月に、日本で最初の公共政策系専門職大学院として開設されて十数年が経ちました。公共経営大学院は、1882年に創立された早稲田大学の135年を超える歴史から見れば、新しい組織であるといえますが、早稲田政治経済学の歴史と伝統を礎としていることは言うまでもありません。
「公共経営(Public Management)」は、政治学、行政学、経済学、財政学、公法学、経営学、社会学、データ・サイエンスなど多様な学問領域が分析対象とする現代的な課題であるとともに、人々の社会的・経済的活動や、その総体としての現実社会に対する眼差しを決して忘れてはならない、まさに、理論と実証、そして、実務との架橋が求められるテーマです。これらに対応するため、公共経営大学院には、斯界を代表する研究者教員に加え、行政実務に熟達した実務家教員が配置されています。
また、公共経営大学院には、国や自治体の公務員や政治家として、企業人やNGO/NPOの活動者として、また、シンクタンクの研究員やコンサルタントとして、様々な立場で公共の経営に携わることを目的とする人々、また、既にこうした分野の第一線で活躍しながら、新しい知見の修得や更なる自己研鑽を目指す人々が集っています。こうした多様性が産み出すダイナミズムや新たな可能性の開拓が公共経営大学院の最大の魅力でもあるといえるでしょう。
不易流行という言葉があります。不易とは時代が変わっても変わらない「真理(verity)」、流行とは時代の変化とともに変わる「法則(rule)」を意味しています。目まぐるしく国内外の情勢が変化する今日求められているのは、不易と流行を相対立する別物と考えるのではなく、不変の真理を学びながらも、時代や環境によって変化する法則を見極め、現実社会の問題や課題を解決する実質的能力を養うことにあります。
早稲田大学公共経営大学院は、そのために必要な学問領域を体系的に学ぶとともに、フィールドスタディ、ケーススタディ、リアル・データの分析等の実習を通じて、理論と実証の現実社会へ応用するための手法や手続きを身に着けることが出来る研究環境を提供します。私たちを取り巻く社会経済環境をより良いものにすべく、「公共」に対する高い志と意欲をもった皆様の入学をお待ち申し上げております。

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