予定表 -詳細情報-
| 件名 | LS 孫 斉庸 氏 |
| 開始日時 | 2012年 6月 19日 (火曜日) 12時15分 (GMT+09:00) |
| 終了日時 | 2012年 6月 19日 (火曜日) 12時50分 (GMT+09:00) |
| 場所 | 1号館401教室 |
| 詳細 | GLOPE II ランチタイムセミナー 【報告者】孫 斉庸 氏(東京大学法学政治学研究科) 【タイトル】政党間競争における政策差別化と政治資金制度 【場所】1号館401教室 【概要】 本報告は、これまでの比較政治研究において、その多様性に多くの関心が集まりながらも、理論的な分析対象として扱われることが少なかった政治資金制度を、「規制レベル」の観点から捉え、政策空間における政党間競争の理論からその多様性を説明するものである。そのため、まず各国の政治資金制度に関する比較可能な変数として、最近その整備が進んでいる政治資金制度のデータベースから把握できる各国の政治資金制度の規制内容から「規制レベル」という新しい指標を作成した。 本論では、政党間競争における差別化手段として政策が機能し難くなる状況において、政策以外のヴァレンス・イッシュとして「改革競争」がもつ重要性が高まる点に着目し、「政党間の政策位置に関する有権者の差別化が難しくなると、政治資金調達に対する規制強化が発生しやすくなる」という仮説を提示した。そして、時系列的な変化を考慮した多国間比較、制度の動的変化に関する分析、MSSDの方法論に基づいた事例分析など、複数の方法を用いて、その検証を行った。 計量分析を用いた多国間比較では、まず政党間の政策距離の総合的な変数として、政権公約の内容分析に基づいたCMPデータと有権者調査によるCSESデータから作成した「間隔度」という指標を提示し、「規制レベル」との関連性について検証した。分析の結果、政策空間における政党の政策位置間のスペースが縮むと、より厳しい規制を持つ政治資金制度への変化が発生しやすいことが確認された。 次いで、横断的比較を通じて支持された仮説が、個別事例に関する歴史的分析でも通用するのかを検証すべく、政治制度の側面で共通点の多いウェストミンスター・システムのオーストラリア、英国、カナダを対象に事例分析を行った。その結果、それぞれの事例において、「間隔度」の変化によって規制強化をめぐる政党間競争のあり方が変化し、その帰結として制度変化の発生・非発生が影響されることが確認できた。 |
| カテゴリー | 政治経済学基礎セミナー・ランチタイムセミナー |







