予定表 -詳細情報-
| 件名 | LS 油本真理氏 |
| 開始日時 | 2012年 5月 29日 (火曜日) 12時15分 (GMT+09:00) |
| 終了日時 | 2012年 5月 29日 (火曜日) 12時50分 (GMT+09:00) |
| 場所 | 1号館401教室 |
| 詳細 | 【報告者】油本真理氏 (東京大学法学政治学研究科) 【タイトル】移行期ロシアにおける政党の形成と地方エリート 【場所】1号館401教室 【概要】 本報告は、移行期のロシアにおいて、政党システムの発展が期待通りには進まなかった理由の一端を、地方エリートの動向に着目して明らかにすることを目指す。既存の研究では、政党システムの発展が期待通りに進まなかった要因として、独自のリソースを持った地方ボス(選挙マシーン)に注目がなされてきた。しかし、これは、地方におけるエスタブリッシュメントの優位を強調しすぎた議論であり、地方レヴェルにおいてもエリート競争がそれなりに有意味なものとして存在していたという点は見落とされるべきではない。そこで、本報告においては、政党形成とエリート競争の関係についての検討を行うため、サマーラ州の事例を取り上げ、そこにおける政治の展開を追う。サマーラ州の事例からは、地方エリートが、当該地方における対抗エリート集団との差異化をはかることを主目的として政党との同盟関係を目まぐるしく変えたため、結果として、かえって政党が根付きにくくなったことが明らかになる。すなわち、政党の根付きにくさは、これまで考えられてきたようにエリート競争が不在であったことに起因するとは限らず、逆に、エリート競争が存在していたがゆえにもたらされる場合もある(エリート競争の「意図せざる帰結」)。この発見は、「民主化の失敗」を競争の機能不全に起因するものとみなす傾向にあった既存の議論にも一定の示唆を与えるものである。 *The talk will be given in Japanese. |
| カテゴリー | 政治経済学基礎セミナー・ランチタイムセミナー |







