制度構築の政治経済学−期待実現社会に向けて−
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予定表 -詳細情報-

件名 LS 斉藤尚氏
開始日時 2009年 7月 14日 (火曜日)   12時15分 (GMT+09:00)
終了日時 2009年 7月 14日 (火曜日)   12時50分 (GMT+09:00)
場所 1号館310教室
詳細 日時:7月14日 12:15-12:50
場所:1号館310教室
報告者:斉藤 尚(政治学研究科博士後期課程/日本学術振興会特    別研究員)
タイトル:『アダム・スミスにおける市場倫理の形成とその限界』

概要:
スミスは『道徳感情論』では、個々人は利他的な共感の能力をもつと論じるが、他方で『国富論』では、利己的な個人を想定する。本報告の目的は、アダム・スミスの二著作『道徳感情論』と『国富論』のあいだにある、このような人間観の乖離をどのように捉えるかという「アダム・スミス問題」に対して、次のような解釈を与えることである。スミスが論じるには、個々人の利他的な共感を通じて、市民社会の調和は自生的に達成される。さらに、経済取引において、他者も自分と同様に利他的行為をするという条件付で、短期的には利他的な行為をするという個々人の行動は、長期的には個々人の利益と社会全体の利益を増進させることを示す。続いて、そうした均衡が現実の様々な障害によって完全に達成されないために、その処方箋として法律と国家が役割を果たすことを示す。最後に、そうしたスミスの市場倫理に対して若干の批判を加える。

カテゴリー 政治経済学基礎セミナー・ランチタイムセミナー
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