▶2016.02.22
早稲田大学大学院法務研究科キャリア支援室主催
家庭裁判所調査官業務説明会
日時:2016年2月12日(金)13:00~14:00
場所:早稲田キャンパス27号館201教室
このたび、東京家庭裁判所の方を講師としてお招きし、「家庭裁判所調査官」という職務について、その職務内容や魅力等について、貴重なお話をいただきました。
法科大学院の修了生は、法曹三者のみならず様々な道に進んでいます。「家庭裁判所調査官」もそのひとつです。当日は、今後のキャリア選択の参考とすべく、法務研究科の在学生・修了生をはじめ、法学部の学生も参加し、講師の先生方のお話に熱心に耳を傾けていました。
はじめに、裁判所の組織(部門)や採用までの流れ、入所後の研修制度等について、人事の方からご説明いただいたあと、調査官の方から、家事事件・少年事件における調査官の関わり方や具体的な職務内容等についてご説明いただきました。
お話をお聞きして、家事事件・少年事件においては、法律的な解決を図るだけでなく、事件の背後にある人間関係や環境等を考慮した解決が求められているということ、またその中で、調査官として、心理学・社会学・社会福祉学・教育学といった行動科学の専門的知識や技法を活用して調査・分析を行い、より良い解決を図ることができるよう常に心がけていらっしゃることがわかりました。人の人生に関わる責任の大きい仕事であるからこそ、やりがいも大きく、また自分自身も成長することができる職務であることがとても伝わってきました。
短い時間ではありましたが、普段接することのない調査官の方から、具体的で貴重なお話をお聞きすることができ、将来の進路を模索する参加者にとっても大変有意義な機会になったことと思います。
今後もキャリア支援室では、法務研究科の在学生・修了生を対象に、様々なキャリア支援イベントを開催いたしますので、皆さんのご参加をお待ちしております。