早稲田大学文学学術院と早稲田大学坪内博士記念演劇博物館では、英国バーミンガム大学シェイクスピア研究所長のマイケル・ドブソン教授を迎え「Shakespeare, Rome, and temporality, from Burbage to Ninagawa.」と題して講演会を開催いたします。
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シェイクスピア研究所について
シェイクスピア研究所はシェイクスピア生誕の地であるストラトフォード=アポン=エイヴォンにあります。シェイクスピアの研究拠点として世界最高峰であるだけでなく、世界各国から学生や研究者が集まる最も優れた大学院の一つです。本学文学学術院と演劇博物館は、2016年3月にバーミンガム大学とシェイクスピア研究の分野で連携する協定を締結したことにより、このほどドブソン教授の早稲田大学での講演が実現したものです。
マイケル・ドブソン教授(英国バーミンガム大学 シェイクスピア研究所所長)
ドブソン教授は、シェイクスピア研究の分野で傑出し、シェイクスピア研究所の所長として2011年に就任して以来、多くの人々にシェイクスピアに興味を持ってもらうために、積極的に執筆、講演などの国際的な活動を行っています。
ドブソン教授のシェイクスピア作品に関する優れた知識・理解は、世界的に名高く、1999年以降イギリスで上演された主要な全シェイクスピア作品を鑑賞・論評し、シェイクスピア年鑑(Shakespeare Survey)の年次批評を担当しています。また、『オックスフォード版シェイクスピアへの手引き』(The Oxford Companion to Shakespeare)、『国民的詩人になるまで』(The Making of the National Poet)、『英国のエリザベス』(England’s Elizabeth)など、多くの編著書を出版してきました。
また、ドブソン教授はシェイクスピアの舞台に関しても造詣が深く、各国の翻案作品に大きな関心を寄せており、日本の蜷川幸雄の舞台も高く評価しています。多くの批評書や学術誌で論文を発表する以外にも、ドブソン教授はBBCや『ロンドン・レビュー・オブ・ブックス』(London Review of Books、イギリスの書評誌)にも貢献しています。ドブソン教授の講演は、刺激的で説得力があることで世界的に知られており、その研究内容は、国境を越えて、一般市民にも理解されています。
シェイクスピア没後400年記念特別展「フェス早稲田シェイクスピア」
坪内博士記念演劇博物館では、シェイクスピア没後400年記念特別展を2016年10月14日(金)〜2017年1月29日(日)に開催しています。
特別展の詳細 http://www.waseda.jp/enpaku/ex/4653/
当講演会のお問合せ先
早稲田大学 文学学術院文学部英文学コース室
〒169-8050 東京都新宿区戸山1-24-1
TEL:(03)5286-3614 MAIL:[email protected]