enpaku 早稲田大学演劇博物館

企画展

2016年度 早稲田大学演劇博物館 シェイクスピア没後400年記念特別展

沙翁復興 ― 逍遙からNINAGAWAまで
Shakespeare Renaissance – from Shoyo to NINAGAWA

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会期:2016年10月14日(金) ~ 2017年1月29日(日)
開館時間:10:00-17:00(火・金19:00まで)
休館日:10月19日、11月2~4日、16日、12月7日、21日、23~31日、2017年1月1~5日、8~9日
会場:演劇博物館1階特別展示室  入館無料
主催:早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
協力:バーミンガム大学シェイクスピア・インスティテュート

今や世界中で読まれ、上演されているシェイクスピア(沙翁)の劇世界はいかにして日本で受け入れられてきたのでしょうか?
『ジュリアス・シーザー』を演劇博物館創設者である坪内逍遙が浄瑠璃風に翻訳した『該撒奇談 自由太刀余波鋭鋒(しいざるきだん じゆうのたちなごりのきれあじ)』、本場イギリスの観客をも驚かせた仏壇を舞台にした蜷川幸雄の『NINAGAWAマクベス』など例を挙げれば枚挙に暇がありません。
本展では、「日本への輸入(to Japan)」に苦心した江戸・明治期から「世界へ発信(from Japan)」するに至った現代まで、日本のシェイクスピア受容の歴史を振り返り、日本と海外の文化が融合することで生まれる新たな創造の可能性について考えます。

シェイクスピア没後400年にあたる本年、当館はシェイクスピア研究の世界的拠点であるシェイクスピア・インスティテュートを擁するバーミンガム大学と学術連携することになりました。本展は、それを記念したものでもあります。

第1部 沙翁来朝――伝統と西洋化の狭間で
First Act Shakespeare Arriving : between japanese tradition and westernization

江戸時代から明治にかけて、開国の荒波にさらされた日本では、日本の古来の伝統と西洋的な近代化のせめぎ合いがありました。その渦中にあって「和魂」を失うことなくシェイクスピアを解釈し、舞台芸術の新時代を切り開こうとした坪内逍遙を中心とした先人たちの仕事を振り返ります。逍遙の最終講義3D映像や自筆原稿、逍遙本人による『ハムレット』の朗読音源なども紹介します。

第2部 沙翁出帆――日本から世界へ
Second Act Shakespeare Departuring : from Japan to overseas

1980年代以降、日本人が解釈したシェイクスピアの劇世界は海外に衝撃を与えます。今やシェイクスピアは憧憬とともに受容されるだけではなく、日本人独自の感性と解釈に基づいて世界に発信する文化のひとつとなっています。いま、日本のシェイクスピアはどのような変容を遂げているのでしょうか。今年逝去した蜷川幸雄による仕事を中心に、ワダエミが映画『プロスペローの本』のためにデザイン・制作した衣裳など多彩な資料を展示します。

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『シェイクスピアの16枚の肖像画』から 演劇博物館所蔵

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