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映画女優 京マチ子 展 関連企画

京マチ子映画祭

京マチ子氏本人が選んだ7作品を35mmフィルムで一挙上映!
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日程:2015年10月9日(金)、10日(土)、11日(日)
会場:早稲田大学小野記念講堂
参加無料・予約不要

主催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点

小津安二郎・溝口健二といった巨匠たちの名作から未ソフト化の知られざる傑作まで、京マチ子さん自選のフィルム7本を一挙上映します。映画祭用に新たに設置した大スクリーンで、名女優の輝かしい演技をぜひご堪能ください。

上映予定作品
10月9日(金)13:30 開場
14:10『甘い汗』

(1964年/119分/東宝/白黒/シネマスコープ/35mm)
【監督】豊田四郎 【脚本】水木洋子 【撮影】岡崎宏三 【美術】水谷浩 【音楽】林光
【出演】京マチ子、佐田啓二、桑野みゆき、小沢昭一
京マチ子初のテレビ出演作『あぶら照り』の映画版。水商売によって大家族を支えるたくましい母を演じた京の鬼気迫る熱演が見どころの傑作。急逝した名優・佐田啓二の遺作でもある。

16:30『赤線地帯』
(1956年/85分/KADOKAWA/白黒/スタンダード/35mm)
【監督】溝口健二 【脚本】成沢昌茂 【撮影】宮川一夫 【美術】水谷浩 【音楽】黛敏郎
【出演】京マチ子、若尾文子、三益愛子、木暮実千代
売春防止法制定前後に吉原で働く女たちを主人公にした群像劇。溝口監督の遺作。京マチ子は父親との確執を抱えながらもたくましく生きる奔放な現代的女性を活き活きと演じている。

10月10日(土)11:30 開場
12:10『夜の蝶』

(1957年/90分/KADOKAWA/カラー/スタンダード/35mm)
【監督】吉村公三郎 【脚本】田中澄江 【撮影】宮川一夫 【美術】間野重雄 【音楽】池野成 【出演】京マチ子、山本富士子、船越英二、川崎敬三
銀座のバーを経営するマリ(京マチ子)の前に、京都からやり手のママ(山本富士子)が突如現れる。衝撃的なラストまで目が離せない、大映二大女優の対決が魅力的な極上メロドラマ。

14:00『流転の王妃』
(1960年/102分/KADOKAWA/カラー/シネマスコープ/35mm)
【監督】田中絹代 【脚本】和田夏十 【撮影】渡辺公夫 【美術】間野重雄 【音楽】木下忠司 【出演】京マチ子、船越英二、東山千栄子、竜様明
満州国皇帝溥儀の弟溥傑と結婚した愛新覚羅浩の波乱な人生を壮大なスケールで描いた作品。“監督”田中絹代の代表作の一つ。京マチ子が随所で披露する流暢な中国語にも注目。 提供:東京国立近代美術館フィルムセンター

10月11日(日)11:30 開場
12:10『浮草』

(1959年/119分/KADOKAWA/カラー/スタンダード/35mm)
【監督】小津安二郎 【脚本】小津安二郎・野田高梧 【撮影】宮川一夫 【美術】下河原友雄 【音楽】斎藤高順 【出演】京マチ子、中村鴈治郎、若尾文子、川口浩
小津が戦前製作した『浮草物語』を自らリメイクした作品。旅回りの一座の人間模様を描く。土砂降りの中、緊迫した雰囲気で罵り合う京マチ子と中村鴈治郎の名高いシーンが見もの。

14:30『足にさわった女』
(1960年/85分/KADOKAWA/カラー/シネマスコープ/35mm)
【監督】増村保造 【脚本】和田夏十・市川崑 【撮影】村井博 【美術】間野重雄 【音楽】塚原晢夫 【出演】京マチ子、ハナ肇、船越英二、杉村春子
越路吹雪と池部良を主演に市川崑が監督した東宝版のリメイク作品。増村には珍しいコメディ映画で、ハナ肇の映画初主演作でもある。女スリを演じた京マチ子の美しい”足”が際立つ一作。

16:20『濡れ髪牡丹』
(1961年/89分/KADOKAWA/カラー/シネマスコープ/35mm)
【監督】田中徳三 【脚本】八尋不二 【撮影】相坂操一 【美術】内藤昭 【音楽】塚原晢夫 【出演】京マチ子、市川雷蔵、小林勝彦、小桜純子
大映の人気娯楽時代劇「濡れ髪シリーズ」の第5作目。くっつきそうでなかなかくっつかない京マチ子と市川雷蔵の恋模様が愉しいロマンティック・コメディ的な仕上がりの傑作。

※すべて35mmプリントにて上映!

チラシはこちらよりダウンロードできます
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