悩みや問題を抱える人を応援するために今も学び続けています。

坂井 裕紀 さん
坂井 裕紀 さん
東京大学大学院情報学環 特任研究員/人間情報科学科
富山県出身。2003年に人材育成コンサルタント会社を設立。大手企業や行政機関に心の健康に関する教育および支援を行う。2013年4月から2017年3月まで人間情報科学科で学び、2019年3月に同大学院人間科学研究科を修了。2019年4月より博士後期課程に進学し、健康福祉科学の領域から研究を続ける。

10代の頃、私は学校へ通う理由や勉強する目的がわからず、またその悩みを誰にも相談できませんでした。流されるままに地元で就職して社会経験を積み重ねているうちに「誰かが迷ったり悩んだりした時に相談できる場」が必要だと思い始め、28歳の時に人材育成コンサルタント会社を起業しました。

その後、様々な組織において職場のメンタルヘルスやストレスをテーマにした教育を行う機会が増え、心理学や教育工学を大学で専門的に学ぶ理由が見つかり、働きながら学ぶことができるeスクールを38歳の時に受験するに至りました。

eスクールのカリキュラムは精緻に作られており、学習意欲を高く保つことができました。さらには、尊敬できる指導教員との出会い、ゼミ仲間との合宿、学会で発表する機会もあり、実り多き大学生活を送ることができました。

eスクールを卒業した後も人間科学研究科に進学し、研究したことを職場で実践し、実践から新たな研究につなげるという、とても充実した日々を過ごしています。もちろんこれらは、eスクールの魅力の一部でしかありません。ぜひ、ご自身でeスクールを体験し、学ぶ楽しさと喜びを感じてもらいたいと思います。