WiAS newsletter  
研究所の活動内容や研究成果をHTMLメールで配信いたします。 Vol.8 (2014夏号)
 
【1】研究者紹介
新任教員自己紹介
【2】プロジェクト紹介
政治・経済・法の計量分析(社会科学分野)
【3】活動紹介
工場見学会(ランチ・ディナー合同セミナー)
【4】インフォメーション
訪問研究者
 
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 研究者紹介
 
高等研究所では、2014年度に14名の所員を新しく迎えました。それぞれの所員より、自分の研究分野について簡単に紹介をしてもらいます。
 
 
 
  青木 仁美   成年後見制度は、判断能力不十分者の法的保護を目的とする、民法に規定されている制度です。本研究では、ドイツ法、オーストリア法およびスイス法との比較法的手段を用いて、国際的潮流および社会の法化に適合する制度のあり方を示すとともに、成年後見制度の枠を超えた成年者保護の多様化の必要性を指摘します。  
 
 
  折原 芳波   アレルギー病態を免疫神経学という切り口でとらえて研究を展開しています。ヒトの免疫細胞および組織(気道・皮膚)構成細胞の表面に神経伝達物質受容体が発現していることを見出し、その受容体刺激により産生誘導される分子がアレルギー病態の維持・慢性化に及ぼす影響を追求しています。  
 
 
  黒田 義之   内部空間を有する無機化合物(ホスト)に種々の分子(ゲスト)が取り込まれたホスト-ゲスト系には、ホスト化合物の大きさを縮小することでゲストの脱挿入挙動が変化する現象が見られます。本研究では無機合成化学的な観点からこの現象の解明に取り組み、吸着剤や蓄電材料といった新規材料の開発を目指します。  
 
 
  紺野 友彦   例えば、レギュラーネットワーク、ランダムネットワーク、スケールフリーネットワークと言ったネットワークがあります。ネットワーク上のモデルを考え、そのモデルの結果がどのようにしてその下にあるネットワークによって決定されるかを調べてきました。最近は確率論的手法を用いた研究に関心を持っています。  
 
 
  杉山 博昭   聖史劇は、活版印刷術と出版ブームが到来する以前、世界最大のマスメディアでした。もっとも盛んに催された15世紀のイタリアに焦点を当て、台本・上演・受容の実態を探り、共同体における聖史劇の役割の解明を目指します。  
 
 
  鈴木 正信   私の専門は日本古代史です。古代国家の成り立ち、すなわち我々が当たり前に暮らしているこの「日本」という国がどのように始まり、そこにどのような文化が形成されたのかに関心があります。具体的には、古代氏族や地方支配制度のあり方、系譜・系図の伝来、神祇信仰の源流、東アジアとの交流などを研究テーマとしています。  
 
 
  武田 和久   私は、16-18世紀のスペイン統治時代の南米で大規模に展開されたアメリカ先住民のキリスト教化とその帰結を歴史学的に研究しています。特に先住民の改宗を強力に推進したイエズス会士の活動に注目しています。アメリカの発見(1492)以降に進展するグローバル化の経緯を、先住民のキリスト教化と文化変容の観点から明らかにしようとしています。  
 
 
  西脇 雅人   私の研究関心は動学ゲームを用いた実証枠組みの開発とそれを実証課題に応用することです。私の研究はプレーヤー間の戦略的関係が市場成果を決定する上で重要となる市場の分析に有用となるでしょう。具体的な研究として、寡占市場での企業結合の評価、カルテル/共謀行為等の発見に役立つモデルの開発に取り組んでいます。  
 
 
  野田 仁   私は近代の中央アジア国際関係史を研究しています。1860年代以降20世紀初頭にかけて、ロシア・中国(清)の2帝国間で行われた国境画定と、カザフ、タランチ(ウイグル)、回民(トゥンガン)など諸民族集団の帰属の変更に注目することにより、それぞれの集団の民族意識の形成過程を明らかにできると考えています。  
 
 
  松尾 美和   交通網がその地域の社会経済に与える影響を統計的手法に基づいて定量的に分析することを大きなテーマとしています。現在は、日米の過疎地域におけるバス交通の効率性・有効性を評価し、望ましいネットワーク整備と適正な補助金のレベルを求めることを目指して研究しております。  
 
 
  松岡 亮二   専門は教育社会学です。社会階層による教育達成格差の生成メカニズムを明らかにすることをテーマにしています。近年は主に,小学校から高校までの大規模データを二次分析し,どのように学力・学習行動・学校適応に格差が生じているのかを実証的に検討しています。  
 
 
  水野 俊太郎   宇宙はどのように始まったのか?これは文明の曙の時代から人類が思いをめぐらせてきた本質的な問題です。現代宇宙論は、これまでに確立された物理学に基づいてこの深遠な問題に迫っています。私はインフレーションや暗黒エネルギーという現代宇宙論の大きな謎を単純な理論のもとで理解することを目的に研究をしています。  
 
 
  山本 大輔   超流動、超伝導、磁性などを中心とした相関多体系の巨視的量子物性を微視的な観点から研究しています。物質の温度を絶対零度近くまで下げていくと、室温では熱ゆらぎに隠されている量子力学的な性質が現れてきます。量子力学と統計力学が生み出す多彩な物性は、将来有用な新物質や新機能を生み出す可能性を秘めています。  
 
 
  Rombs Soroczan, Elvyra   My research relates to 'human flourishing,' or processes of optimal wellbeing and realisation of higher potentials. Specifically, I explore how human flourishing is socially constructed and practiced within higher education - for example, teaching/learning practices through which students and faculty flourish in the classroom. Through this work, I hope to suggest strategies to encourage and enhance flourishing in Japanese universities.  
 
 
プロジェクト紹介
 
政治・経済・法の計量分析(社会科学分野)
 
このプロジェクトでは、計量分析を共通のインターフェイスとすることによって、これまで個々に進められていた各研究科の研究の相互交流を図っています。
 
 
2014年5月12日(月)
Waseda Organizational and Financial Economics Seminar
Horizontal Mergers and Divestment Dynamics in a Sunset Industry
報告者:西脇 雅人(高等研究所・准教授)

私が取り組んでいる研究は、構造推定を用いた実証研究です。構造推定とは、個人や企業等の行動を説明する理論モデルを観察データから統計的に選択し、同時にモデルのパラメターを推定する方法のことです。構造推定の重要な目的は、個人や企業の行動を決定する構造パラメターと呼ばれる環境に依存しないパラメターを推定する事にあります。選択されたモデルとパラメター推定量を用いて、データが得られた環境とは異なる環境で、個人や企業がどのように振る舞うかを推定できます。

 
この現実とは違った環境を作ることを反事実実験と呼び、一般に実験ができない経済学では非常に有用な実証研究の方法です。私の研究でも動学ゲームモデルを用いて、合併が起きた現実と合併が起きなかった仮想的な市場を反事実実験によって比較し合併が社会に与えた影響を検証しています。
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活動紹介
 
研究所全体での交流活動などを紹介します。
 
 
工場見学会(2014年6月27日)
~ランチ・ディナー合同セミナー

初のランチ・ディナー合同セミナー企画として、副所長である川田宏之先生のご尽力により、東芝京浜事業所とキリンビール横浜工場の訪問が実現した。
東芝京浜事業所では、火力・原子力発電用のタービン製造工場、および蒸気タービン翼の製造を行う東芝ジーイータービンコンポーネンツ(TGTC)社を見学した。通常は見ることができないタービン製造工程の詳細を見学することができ、また、電力の安定供給と環境保護についても考察する良い機会となった。質疑応答の際には、激化する国際競争の様相、京浜事業所の勤務体系(例:年齢構成、男女比)、東日本大震災後の復興への取り組み等のテーマに関し、京浜事業所・原動機部・タービンメンテナンス設計担当・高木健太郎氏と高等研究所所員の間で活発な意見交換が行われた。
 
キリンビール横浜工場では、最初に、R&D本部・酒類技術研究所・主任研究員の中嶋伊和夫氏による、ビール製造の歴史とビール開発に関する講演を聴いた。明治初期に始まった日本におけるビール製造の歴史を学び、また、それぞれの商品に用いられている様々な技術について知見を深めることができた。特に、爽快感や清涼感を生み出すメカニズムに関する説明は興味深く、ビール開発に懸ける研究者、技術者の努力を垣間見ることができた。また、酒類技術研究所の概要、アルコールが脳に与える刺激のメカニズム、ノンアルコールビールの詳細、ビール瓶と缶のパッケージの相違等に関する意見交換も行われた。その後、実際にビールの製造過程を見学し、KIRINビールの製品に関する詳細な説明を受けた。工場見学終了後には、キリンビール横浜工場併設の「スプリングバレー」で懇親会を開催し、参加者の交流を深める機会となった。
 
インフォメーション
 
訪問研究者
 
WIASでは国際的に活躍する優れた研究者を海外から招聘し、本学研究者との学術的交流やセミナー等を通じて、 本学の研究活動の活性化に寄与しています。
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  2014年4月1日~
2014年4月30日
  PUDELKO, Markus:Professor, Director of the Dept. of International Business, Vice Dean and Associate Dean for International Affairs, Faculty of Economics and Social Sciences, Dept. of International Business, Tuebingen University (Germany)  
 
 
  2014年4月1日~
2014年4月30日
  CURINI, Luigi:Associate Professor, Dept. of Social and Political Studies, the University of Milan (Italy)  
 
 
  2014年4月4日~
2014年4月27日
  SCHAUB, Jean-Frederic:Full Professor, History Department, Ecole des hautes etudes en sciences sociales (EHESS) (France)  
 
 
  2014年4月18日~
2014年5月18日
  SMITH, Rodney:Associate Professor, Department of Applied Economics, University of Minnesota (USA)  
 
 
  2014年5月28日~
2014年6月28日
  CHAPMAN, David:Senior Lecturer, Division of Education, Social Science and Arts, University of South Australia (Australia)  
 
 
  2014年6月25日~
2014年7月25日
  SOLA BELDA, Carles:Associate Professor, Business Department, Universitat Autonoma de Barcelona (Spain)  
 
 
 
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