WiAS newsletter
研究所の活動内容や所属研究員の研究成果等を情報発信しています。 Vol.5 (2013秋号)
 
【1】研究者紹介
古代エジプトに魅せられて(河合 望 准教授)
【2】プロジェクト紹介
政治・経済・法の計量分析(社会科学分野)
【3】各種業績の紹介
文部科学大臣表彰若手科学者賞など
【4】インフォメーション
訪問研究者・月例研究会
 
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研究者紹介
 
古代エジプトに魅せられて
河合 望 准教授
 
早稲田大学のエジプト調査は、半世紀に及ぶ歴史を持っています。私は小学生の頃から早稲田大学でエジプト考古学を研究したいという夢を持ち、早大合格後に早稲田大学古代エジプト調査室(現エジプト学研究所)の門を叩きました。そして、学部生の時から現地での発掘調査に参加する機会に恵まれました。米国留学時に古代エジプトで最も有名なファラオ、ツタンカーメン王の治世に関する研究を博士論文で扱いましたが、2001年より早稲田大学古代エジプト調査隊のアブ・シール南丘陵遺跡の発掘調査主任を勤め、多くの貴重な発見に立ち会うことができました。

これまでの発掘調査でアブ・シール南丘陵遺跡は、紀元前3000年頃の王朝時代の開闢直後からギリシア人に支配されたプトレマイオス王朝時代のおよそ3000年の間の様々な遺構が発見され、古代エジプトの聖地として重要な場所であることが判明しました。これまでの神殿や祭祀に関する遺構の発掘調査は19世紀から欧米の調査隊を中心に調査研究が進められてきましたが、概して発掘調査の精度が低いため、遺跡の形成や展開を知ることが困難でした。しかし、私たち日本の調査隊は世界的に見て発掘技術の精度が高いので、より詳細な遺構、遺物の研究が可能であると考えます。こうして自らの手で得られた資料の分析を基に古代エジプトにおける聖地の形成と展開について明らかにしていきたいと思います。
しかし、2011年のいわゆる「アラブの春」と呼ばれた革命以降、エジプトの治安は悪化し、現地での調査の実施が困難な状況にあります。一日も早くエジプトに平和と安定が訪れ、これまでのように調査研究が続けられることを祈念しています。
プロジェクト紹介
 
政治・経済・法の計量分析(社会科学分野)
 
このプロジェクトでは、計量分析を共通のインターフェイスとすることによって、これまで個々に進められていた各研究科の研究の相互交流を図っています。
 
 
2013年5月28日(火)
共催セミナー(現代政治経済研究所と)

山田 健太 助教が報告を行いました。
「コンピュータの発達に伴う高度情報化により、ビックデータと呼ばれる大規模データの解析が可能になりました。詳細なデータ解析から経験則を確立し、単純化した数理モデルを用いて現象を理解し、応用を目指すという基礎科学、特に物理学の手項でビッグデータ解析を行っています。具体的には、約20億のブログ記事を解析し、流行語がどのように広がったかなど、ブームの形成や収束の定量的解析を行っています。また、ブロガーの行動をモデル化しブロガーというミクロな構成要素がどのような行動をすると、ブームというマクロな現象が創発されるかを研究しています」

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2013年7月24日(水)、25日(木)
共催セミナー(現代政治経済研究所・産業経営研究所と)

7月24日は、フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)准教授・Sebastien Lechevalier氏に、“The Heterogeneity of Employment Adjustment across Japanese Firms”と題してご講演いただきました。7月25日には、企業システム・雇用システム・金融市場の変化に焦点を合わせた4つの論文の報告を通じて、制度変化と組織の多様化に関する認識を深め、経済・政治・法の計量分析に関連する早稲田大学関係者間の交流を図りました。Sebastien Lechevalier氏(EHESS)およびYves Tiberghien氏(UBC)らにも参加いただき、EHESS、UBS、WIASの3者による、現在構想中の国際共同研究への大きな足掛かりを作ることができました。

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各種業績の紹介
 
今回は、高等研究所所員が今年度に入ってからの受けた各賞を紹介します。
 
 
須賀 健雄 助教
高分子学会平成24年度高分子研究奨励賞(「ラジカル高分子の精密合成と電荷蓄積・輸送材料への展開」
2013年6月4日(火)

今回私が受賞した高分子研究奨励賞は、高分子学会において活発に研究・学会活動をしている若手研究者を対象に、将来、高分子科学の発展のために貢献する人材の育成を目的としたものです。これまで私が電荷貯蔵、輸送材料として展開してきた「ラジカル高分子」と呼ばれる機能性高分子の創出に関する一連の研究成果に対して頂きました。高分子の創製を通して社会に貢献すべく、引き続き日々研鑽を積んでいきたいと思います。

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森 稔幸 助教
平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞(「植物の有性生殖を制御する遺伝子の発見と分子機構の研究」)
2013年4月8日(月)


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西永 慈郎 准教授
第32回電子材料シンポジウムEMS賞
2013年7月22日(月)


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インフォメーション
 
訪問研究者
 
WIASでは国際的に活躍する優れた研究者を海外から招聘し、本学研究者との学術的交流やセミナー等を通じて、 本学の研究活動の活性化に寄与しています。
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  2013年6月3日(月)〜
2013年7月2日(火)
  KASZA, Gregory J.:Professor, Indiana University (USA)  
 
 
  2013年6月1日(土)〜
2013年6月30日(日)
  BASMAJIAN, Ara:Professor, City University of New York, Graduate Center and Hunter College, Mathematics Department (USA)  
 
 
  2013年5月26日(日)〜
2013年6月24日(月)
  BARTA, Miroslav:Professor, Faculty of Letters, Arts, and Sciences, Egyptology, Charles University in Prague (Czech Republic)  
 
 
  2013年5月15日(水)〜
2013年6月14日(金)
  ROSENAU, Henning:Law Faculty of the University of Augsburg, Germany. Full Professor, Vice Dean for Finance, Director of the Institute for Criminal Law and Director of the Institute for Bio, Health and Medical Law (Germany)  
 
 
  2013年10月1日(火)〜
2013年10月31日(木)
  玉野井 麻利子:Professor of Anthropology, University of California, Los Angeles(USA)  
 
 
  2013年10月15日(火)〜
2013年11月14日(木)
  中村 政男:Professor, University of British Columbia(Canada)  
 
 

月例研究会
 
WIASでは研究員による研究成果の発表と、分野を越えた研究交流を図るため、毎月一回、一般に公開した研究会を開催しています。2013年度は、以下のような内容で行ってきました。
今後の予定については、こちらをご覧ください。
 
 
  4月12日(金)
11:00〜11:40
  後藤 英明 助教「ホモ・ロクエンスの経済学序説― 言語と社会規範の共進化―」
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  5月10日(金)
11:00〜12:30
  参鍋 篤司 助教「幸福の経済学と労働経済学」
田邊 優貴子 助教「小宇宙としての南極湖沼〜湖底に広がる森の謎に迫る〜」
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  6月14日(金)
11:00〜12:30
  Prof. Henning Roseau「Autonomy and self-determination」
Prof. MiroslavBarta「Egyptology and complex societies then and now」
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  7月12日(金)
11:00〜12:30
  Marisa Kellam 准教授
「Political Parties and Coalitional Instability in Comparative Perspective」
杉森 絵里子 助教「自己の時間的拡張:記憶課題を用いたアナログ研究」
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  9月20日(金)
11:00〜12:30
  山本 英明 助教「ナノテクを武器に生命現象に挑む」
皆川 友香 助教「健康に対する社会学的アプローチ:健康余命について」
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