中国寒冷地では、民生用エネルギー消費が急増する中で、冬季の暖房用燃料の使用に伴って深刻な大気汚染が生じている。このため、遼寧省阜新市などの都市では、地域暖房システムの導入が進められてきた。しかし、暖房熱供給システムにおける旧弊な料金体系や温度管理の不備などのミスマッチングが発生し、解決が求められる。本研究では阜新市の民生エネルギー利用効率の改善策の検討を通じて、中国東北部の寒冷地域の環境共生型都市のビジョンを追究する。
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