2007年4月12日 早稲田大学は中国国家漢語国際推広領導小組弁公室との間で「孔子学院設立に関する協定書」に調印し、早稲田大学孔子学院を設立いたしました。
世界最大の人口を有する中国は、いまや国際政治や経済に大きな影響を及ぼすまでに発展しています。同国の国際社会における躍進に伴い、中国語や中国文化教育の需要も世界的に高まっています。このような時勢を迎え、中国政府は中国語学習の支援と中国文化の普及に取り組むため、世界各国に「孔子学院」の設置を進めています。現在、世界に約300、日本国内には10を超える孔子学院が存在します。
これらの孔子学院とは異なり、早稲田大学孔子学院は世界初の「研究型」孔子学院として、中国を研究対象とする大学院生や若手研究者の研究活動を支援して参ります。従来の孔子学院が語学習得と文化体験を軸にした「学習型」の事業を展開していますが、本学孔子学院は研究者育成事業、共同研究事業、研究成果出版事業を柱に、高い語学力と専門性を極め、中国と日本の橋渡しとなる人材の育成と輩出を目指します。
早稲田大学孔子学院の運営は、早稲田大学と中国トップの北京大学が共同であたります。1982年に学術交流協定を締結して以来、両大学は人的交流を通して着実に親睦を深めてきました。2003年に「早稲田大学-北京大学共同教育研究運営機構」を設立し、両大学の共同教育研究事業を全学的に推進する体制を整備しました。共同教育事業の一環としては、2005年からダブルディグリープログラム事業を開始、両大学が共同で学生教育に取り組んでいます。また、北京大学に隣接する施設において産学連携による共同研究事業を推進しています。
早稲田大学孔子学院は、同運営機構の事業の一環として、「若手研究者育成事業」「著名学者招聘事業」「日中学術共同研究事業」「早稲田大学孔子学院講義録出版事業」を展開して参ります。