
-人生の転機とWAVOCへの道のり
大学2年のとき、お隣に住むピアノの恩師(当時65歳)から、「ゆきのちゃん、一緒にアフリカに行かない?」と誘われる。それが、現在に至るまでアフリカ に関わるようになったきっかけ。当時は日本の野生動物保護の問題を研究していて、アフリカの広大な自然と動物は憧れの地。でも、行ってみたら、自然よりも むしろ人びとの発散するエネルギーに圧倒され、「もっとこの人たちを知りたい!」と思うようになりました。この時のピアノの先生は、NGO「東アフリカの 子供を救う会」を立ち上げました。今も一緒にやってます。
次の転機は、博士課程にいるときに妊娠したこと。「これから博士論文を書くぞ」という時の妊娠だっため、かなり戸惑いました。でも、おかげで今は2人の娘 をもてて、とても幸せ。あの時宿ってくれた娘に感謝。「論文書いてから」なんて計画的にやっていたら、今も独身だったかも。
第3の転機はWAVOCに就職したこと。採用が決まってWAVOCを訪問した帰り、これからの仕事にわくわくしながら高田馬場駅を歩いていると声をかけら れる。「ちょっとあなた、ものすごい光が出てますよ!こんなに強い光は、一生に一度あるかないかですよ!」占い師とのこと。学生のみんなと一緒に、私も輝 かせてもらってます。
- 自分にとってのWAVOCの魅力は?
- 純粋な想いと希望に出会える場。一人ひとりは弱くて小さくても、「世界をちょっとでもよくしたい」という有志が集まったら、何かができる、何かが変わる。WAVOCにいると、そう信じることができます。
- 授業や活動するうえでのこだわりは?
- これまで見えていなかったものに気づくよう、問いかけるようにしています。相手がどう思うか、誰にどんな影響が及ぶのか、自分の生活とどうつながっているのか。想像力を豊かにしてほしいです。
- 学生たちに対して思うことやメッセージ
- 突き詰めて考えることは大事なので、恐れず、あきらめずに考えてほしい。学生時代は、自分と向き合う貴重な時間。でも、同時によい意味でのいいかげ んさも身につけてほしいです。あと、たくさん本を読むこと。今は、突き詰めて考える時間も本を読む時間もない自分がいます。社会人は、突き詰めて考える時 間も本を読む時間もないと言いますが、本当にその通りですよ。
- 今後、WAVOCで実現したいこと
- 学生たちは、ボランティア活動を通じて、これまでとは違う考え方や価値観に触れていきます。自分が気づいた価値観を自分自身で社会に問いかけていってほしい。そんな活動を応援したいです。

-人生の転機とWAVOCへの道のり
一つ目は、大学院への進学。なんとなく社会で働きたくないなという感じで、気がついたら大学院で研究をするはめに。そこでジェンダーや性教育、エイズに出会い、結局は、大学ではなく当事者の立場と視点から「市民運動」を通じて本気で社会を変えてやろうと思っていた。二つ目は、そんな鼻息あらい生活にややココロもカラダも疲れたころのアメリカへの留学と研究生活(ミシガン大学)、憧れのアメリカ・・・とおもいきや、なんとなく居場所がない感じ。しかし、マイノリティと保健医療の分野で人生の仕事として何かをしたいという気持ちは固まった。三つめが東南アジアとの出会い。
仕事や生活を通じて「頑張らないで楽しむユーモアの世界観」にふれ、生き方が変わる。「なんとかなる」と思えているのもこの経験が大きい。「支援すること」を考え、人に支えられることの意味を考え始めたのもこのころ。そろそろ日本へ帰ろうという気になって早稲田大学に就職。
- 自分にとってのWAVOCの魅力は?
- 無関心ではいられない感性の豊かさがいつもそこにあること。そして、「失敗してもいいからとりあえず挑戦してみろ」という雰囲気があって、本当に失敗しても大人が責任をとること。
- 授業や活動するうえでのこだわりは?
- マイノリティ問題を扱うなかで「自分も当事者でありえる」という感覚をどれだけ持てるかにこだわっている。誰かの問題ではなく、自分の問題だと気づけること、そして、一人ひとりが社会に働きかけられる可能性を学生と共有したいです。
- 学生たちに対して思うことやメッセージ
- 自己表現にこだわってほしい。ボランティアは他者とのかかわり。そのためには何より自分と対話ができること、そして、自分を他者に表現することが大切だと信じています。
- 今後、WAVOCで実現したいこと
- WAVOCで生き方を紡いだ学生の物語をもっと社会に発信したい。そして、卒業した後に社会で活躍する姿を応援していきたいです。卒業生が原点を思い出すために帰ってこれるような場所をつくりたい。

-人生の転機とWAVOCへの道のり
私の人生の転機は、インドで家畜とともに生きる人々との出会いにある。
大学生の頃、アジアの数カ国をバックパックを背負って歩いた。途上国支援の仕事に憧れながらも、卒業後は某食品会社に就職。医薬品等の開発研究に携わった。7年間の会社員生活の間も、バングラデシュ支援のNGOでボランティアを楽しんだ。
連れ合いのインド駐在で渡印。貧困地区の家畜診療を行うNGOに獣医師として参加した。都市部で荷物を運ぶロバや馬、駱駝、象と暮らす貧しい人々、農村 部で牛や水牛、ヒツジ、ヤギの世話をする農家のおばちゃんと渡り合う中で、家畜を健康にするためには、社会を知る必要があることを学んだ。
帰国後、一念発起。自然科学の道を捨て、社会科学を学びなおした。外資系企業で勉強資金を稼ぎながら、国際協力NGOで実務に携わりながら、学んだ5年間。それを支えたのも、調査や実務で出会う農村の人々の姿だった。
学びの日々が一段落した時、私を育ててくれたインドの農民たちの、自ら暮らしを良くしようとする力を、他の人にも知って欲しいと思った。若者に、貧困とジェンダー格差の中で力強く生きるその生き様を伝えたい。WAVOCでその一歩が始まった。
- 自分にとってのWAVOCの魅力は?
- アイデアを実践できる環境にあること。学生とともに歩む機会がふんだんにあること。おいしいお土産にも恵まれていること。
- 授業や活動するうえでのこだわりは?
- 私が専門とする社会問題はインドだの、農村だの、都会の学生には少々遠いところの話ばかり。だから、学生が自分の足元の問題として捉えられるようにすることにこだわっている。
- 学生たちに対して思うことやメッセージ
- 回り道ってなかなかいい。それだけ人生に深みが出る。直球勝負も結構いい。相手と四つに組めるから。失敗したって、悩んだって、それを自分の肥やしにして、どんどん歩いていけばいい。
- 今後、WAVOCで実現したいこと
- 日本にも世界にも、知りたいこと、考えたいこと、解決したいことはまだまだ山とある。企業でも、NGOでも、研究所でもできなかった、学生と一緒だからこそできることを、ひとつひとつ丁寧に実現していきたい。

-人生の転機とWAVOCへの道のり
私の専門は農業経済学、地域経済論です。自分の研究テーマや政府系・農業系の機関などから依頼された課題にしたがい、全国各地で聞き取り調査をして、それをもとに経済学の視点から分析して報告するという研究活動を得意としています。
あるとき、私の指導教員でもあった政治経済学術院の堀口健治教授から、WAVOCが提供する講座「農山村体験実習」に私のスキルが役立つから、WAVOCの研究助手に応募してみたらどうか、というお話をいただきました。こうして研究助手として採用されて3年間WAVOCに携わった後に、助教としての現在があります。
- 自分にとってのWAVOCの魅力は?
- 学生に問いかけたとき反応がよいこと。しっかりした回答にならなくても、何とか言葉を絞りだそうとしている姿は好感が持てます。あと教職員同士の仲がよいこと。
- 授業や活動するうえでのこだわりは?
- 活動や作業をやったことだけに満足させない。事前の下調べや活動後の意味づけをしっかりさせたいと思っています。「大学生なんだからさ~」ということです。
- 学生たちに対して思うことやメッセージ
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ボランティアという言葉に過剰に反応する必要はないと思います。やってみたいと思ったら、とりあえず参加してみる。そこに何か意味合いを見つけられたらすばらしいと思いませんか。
- 今後、WAVOCで実現したいこと
- しばらくは震災ボランティアに力を入れてこれを完結させることを目標にしたいです。現地の必要や社会情勢は変わってきても、ボランティアは必要なはず。長期的な課題です。