留学

ケンブリッジ

多元文化論系では、英語圏をはじめ、アジア諸地域など、留学を希望する学生の支援・相談に力を入れています。言葉に精通することは文化理解の第一歩です。実際、これまでも多くの先輩が留学をしています。
以下に、留学に関するごく一般的な情報を掲げます。留学を考えている人で、どう動いたらよいのか迷っている方は参考にしてください。

情報収集

まずは留学センター発行の冊子「留学の手引き」(毎年年度初めに改訂)で、概要を把握しましょう。この冊子は、文学学術院事務所で手に入ります。大学が設置しているプログラム留学などのシステムをしっかりつかんでください。その上で、以下で、関心にそって具体的に情報を収集してほしいと思います。

早稲田大学留学センター
留学の全体像が把握できます。留学を考えている人は、ぜひこのURLをブックマークして定期的にチェックしてください。

留学先希望の絞り込み

留学先を決めるにあたって、重要となる項目をいくつかあげておきます。

  • 留学形態 交換留学/私費留学
  • 学籍の取扱い 在学扱いの留学/休学扱いの留学
  • 場所 国や地域、都市/郊外
  • 期間 短期留学/長期留学、6ヶ月/12ヶ月
  • 語学力 TOEFL iBTスコアや語学力試験のスコア
  • 予算 学費の他に生活費、渡航費、保険料等。奨学金の有無
  • その他、各自で譲れない要件

留学準備

留学の決め手は準備です。交換留学にするか私費留学するかにより異なりますが、遅くとも留学する1年半前から準備をはじめることをおすすめします。留学先の決定や語学力の証明の取得、ビザの取得等に時間がかかります。
大学の交換留学を希望する場合は、募集期間にも注意してください。例えば、9月からの留学を考えている場合、前年10月はじめには募集がかかります。その前に語学力の証明が取れていることが理想的です。南半球や韓国の大学への留学を考えている場合は、4月に募集があります。
また、留学してから言葉を学ぶのではなく、留学までにある程度言葉に慣れていることも、留学の成果をあげる点では大事になってきます。

留学相談・留学前面談

多元文化論系(室)では、留学を考えている学生の相談のほか、留学が決定した学生には単位互換や留学中のゼミなどの指導をスムーズに進められるように、出発前に論系運営主任と助手で「留学前面談」を随時行っています。お気軽にご相談ください

留学体験記

所属ゼミ:言語・文化・教育(LCE) 小黒彩子さん

  • 留学形態:早稲田大学留学センター利用、夏季短期留学
  • 留学先:イギリス ケンブリッジ大学
  • 留学年:2年時

中学生の頃から海外へ興味関心があり、語学はもちろん文化や習慣等を学ぶために多元文化論系に進みました。そして、2年生になりゼミを始め学びの方向性がある程度固まった頃、それらを深めるきっかけを作りたく短期留学を決めました。
あっという間の3週間を通し、英語力が伸びたというよりも何かを感じ考える心を養うことができました。食や建物など日本とは異なることに触れ、未知を知ることの楽しさを得ました。そして何よりも、最高の仲間に出会えました!留学後も定期的に飲み会を開くほどの絆は、留学センターを利用したからこそ得られたのかもしれません。
帰国後は語学の学習により力を入れ、また、人間力を彩るため『目的は何でも毎年とにかく海外へ出る』という目標をたて実行に移していきました。「異」に出会うことは自己を知ることです。とにかく実際に自らの手でやらねば何も分かりません。変わりません。そう思えるようになったのは短期留学のおかげです。今後も見るもの、触れるもの、出会うもの一つずつを大切にし成長の糧としていこうと思います。

最後に・・・

大学時代は留学するまたとないチャンスでもあります。その言葉が話されている地域で言語をじっくり学ぶ時間的余裕は、社会人になるとなかなか持てるものではありません。また大学時代に留学した成果や経験は、就職活動や就職後の仕事に活きることでしょう。
必ずしも留学に楽しいことばかりではなく、面倒なこともつきまといます。留学中は「あり得ない」こともたくさん起きるでしょう。自分の基準では量りきれない生活文化圏に身を置いているからこそ起きるこうした反応を大事にして欲しいと思います。異文化への扉は、こうした経験から開かれるのだと思います。

ぜひ多元文化論系で地域文化とその言語を徹底して勉強しながら、実際に留学することも考えてみてください。

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