多元文化論系とは

多元文化

概要

2017年度から「英語圏文化プログラム」「アジア文化プログラム」「ヨーロッパ文化プログラム」「中東・イスラーム文化プログラム」「国際日本文化論プログラム(JCulP)」の、5つのプログラム体制に再編されました。世界各地の文化を地理的・言語的にカバーし、各地域を総合的に捉えることによって、幅広く文化を追求することがより可能となりました。

研究テーマ(多元で勉強できること)

世界各地の地域文化や、思想・宗教・文学・歴史・民俗・美術・音楽などを、研究することができます。あるひとつの国や地域の文化を深く究明していくと、民族や宗教が重層的に存在することに気付くでしょう。ひとつの文化を深く知るためには、他の文化も知らなければなりません。各文化間の影響を常に視野に入れつつ、ある対象を深く研究することを本論系では目指しています。論系では、多彩な授業も展開していますので、講義要項でぜひ確認してみて下さい。

論系の特色/他論系との違い

多元文化論系は、文化構想学部・文学部の論系/コースの中でも、多くの教員を擁し、多様なゼミを設置しています。教員とゼミが多いということは、一人一人の学生に対して、よりきめ細かな指導を行うことができるということです。他大学では一つの学部にも匹敵するほどの著名研究者の布陣は、他に類例がなく、全国に誇るべき存在といえます。

また、本論系には、英米のネイティヴ教員や、アジア・アラブ・ヨーロッパ諸言語に堪能なスタッフも多く、国際的な研究を行うには最適です。在学中に留学する学生も多くいる一方、外国語が苦手な学生には、日本文化を深く探求することができるなど、多様な選択肢を用意しています。哲学・史学・文学など、従来の学問の枠組みにとらわれず、自由な研究ができることも、大きな魅力の一つです。

留学者に対しては、論系独自で留学前面談を行うなどして、留学準備や単位振替等にも積極的にフォローを行っています。留学経験者からの豊富な情報を得ることができるのも、本論系の特色でしょう。

取得可能な資格

国語・社会・英語などの教職免許を取得することができます。希望者は、2年進級時から、必要な科目を意識して選択するようにしてください。

進路

今春卒業した一期生の進路は多彩です。メディア・出版・旅行・製造業・不動産・外資系などの企業に就職したり、地方公務員になった人がいる一方で、大学院に進学したり留学したりする人もいました。現在の四年生では、就職内定を受けた者も多く、教職や大学院への試験準備を着実に進めている学生も多くいます。

論系進級者へ

自分の頭で物を考えることのできる学生、行動力のある学生には、ぴったりの論系です。ゼミの多様な活動を通じ、世界に羽ばたいてください。一方、集団的な行動が苦手で思索を深めるタイプの学生は、ゼミ・演習担当教員の指導により、じっくりと文献を読むこともできますし、ゼミに所属せず卒業研究を選ぶこともできます。前述のように、各プログラムには多彩な授業を配置しており、多様な選択肢が保証されています。多元的な思考方法を身につけて、有意義な学生生活を送って下さい。

論系の推薦図書

  • 中村元『東洋のこころ』(講談社学術文庫)
  • オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』(岩波文庫)
  • メルヴィン・ブラッグ『英語の冒険』(講談社学術文庫)
  • ドナルド・キーン著・篠田一士訳『日本との出会い』(中公文庫)
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