プログラムの紹介
2012年度から、学生のニーズに合うように、プログラムが5つに再編されました。
「現代文化論」「伝統文化論」の2つのプログラムが加わったことにより、時間軸のなかで文化を総合的考えていくことがこれまで以上に可能なカリキュラム体制となりました。詳細についてはこちら(論系ガイダンス資料)も参照ください。

現代文化論プログラム
グローバル化が進展する現代社会では、海外の遠く離れた地域社会の諸問題が私たちの生活に直結することも多い。異なる地域文化が交錯する中、私たちの現代文化はどのように形作られ、変容しているのか。現代文化論プログラムでは、アジア、ヨーロッパ、イスラーム圏、英語圏など、世界の諸地域で展開される現代文化の表現や現象を、グローバルかつ地域的視点から広く研究することを通じて、現代文化のあり方や変容の過程を理解し、現代文化が突きつける多様な課題に向き合うことを目指す。

伝統文化論プログラム
現代に生きる我々にとって、伝統文化とはどのような意味を持つのだろうか。いま、我々自身が、どのように考え、どのように行動しているかを、自問自答してみよう。伝統文化を研究することは、自らのアイデンティティーを探ることでもある。伝統とは、現代とつながりを持ってこそ、その意味がある。伝統文化を深く知ることは、すなわち現代の社会を理解することにつながる。このプログラムでは、いにしえの歴史に思いを馳せたり、作品や資料などを読み解くことによって、何ものにも替えがたい、知的な喜びを味わうことができるであろう。

アジア・日本文化論プログラム
アジア・日本文化論プログラムでは、アジアおよび日本の、古代から近現代に至る文化の諸事象や古典の叡智、あるいはアジア地域における文化の交流について、従来の学問領域にとらわれることなく、思想・宗教・歴史・考古・文学・語学・芸術など、さまざまな視点から多角的にアプローチする。時間軸・空間軸を自由に組み合わせ、アジアとそこに含まれる日本の文化を、学際的にまた個別具体的に理解し、その未来をも展望することを目指したい。

ヨーロッパ・地中海・イスラーム文化論(EMI)プログラム
地中海の古典的な文化を基礎とすることなしに今日のヨーロッパの文化はあり得ない。また、そのヨーロッパの文化は、イスラーム世界からも多くのものを吸収し、ときに対峙しながら発展を見てきた。ヨーロッパ・地中海・イスラーム世界と並べてみると、その間の微妙な移り変わりと重なり合い、そして、差異の存在にあらためて私たちは気づかされる。それらの世界の歴史的・地域的に多様な要素を認識しつつ、時間的・地域的差異と共通の要因を見きわめていくことは、現代の日本社会の問題をグローバルな視点から考えるうえでも必須のことと言えるだろう。

英語圏文化論プログラム
明治期日本の先覚者たちの多くは英語を通して外国文化を学び、英語で日本からの文化的な発信を行った。21世紀の今、英語圏世界は地理的にも大きく広がり、私たちが受容する文化もハイカルチャーから民衆文化まで広範囲に及ぶ。先人の進取の気概を継承しつつ今この時代に固有の課題に取り組もうとする人たちに、本プログラムは多様かつ必須の科目群を提供する。また、日本からの発信力を養う上で、英語教育のあり方を検討しつつ総合的な英語能力の向上をはかることは不可欠だが、それもまた本プログラムの重要な目標である。