学び直しプログラムで最高評点を獲得

文部科学省「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)enPiT-Pro」に係る中間評価

スマートエスイーが最高評点Sを獲得

早稲田大学が代表校として実施する「スマートエスイー:スマートシステム&サービス技術の産学連携イノベーティブ人材育成」(事業責任者: 最先端ICT基盤研究所 鷲崎弘宜)が、文部科学省「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)enPiT-Pro」」の中間評価において、最高のS評価を受けました。S評価は、採択されている5件のうち早稲田大学が代表校を務める本取組のみです。

enPiT-Proとは

enPiT-Proとは、文部科学省による「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(Education Network for Practical Information Technologies: enPiT)」の取り組みの一環として、情報科学技術分野を中心とする体系的かつ高度で短期の実践教育ネットワークを、産業界・複数大学の協働により開発・実施し、成果を広く全国へ普及させることで、国内における同分野全体の社会人学び直し機能の強化への貢献を目指す支援事業です。

早稲田大学はIoT・AI分野に豊富な研究教育実績を有する理工学術院総合研究所 最先端ICT基盤研究所基幹理工学研究科 情報理工・情報通信専攻が中心となり、情報生産システム研究科および社会人教育事業室ほかと連携しながら構想を取りまとめ、コレド日本橋5階のWASEDA NEOの拠点を活用しつつ、情報・システム研究機構 国立情報学研究所、北陸先端科学技術大学院大学などの全国13の大学および研究所や20を超える企業等との連携をもとに推進する計画を申請し、2017年9月に採択されています。

連携大学

茨城大学、群馬大学、東京学芸大学、東京工業大学、大阪大学、九州大学、北陸先端科学技術大学院大学、奈良先端科学技術大学院大学、工学院大学、東京工科大学、東洋大学、鶴見大学、情報・システム研究機構(国立情報学研究所)

連携企業・組織(会員企業5000社超)

一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)、一般社団法人組込みシステム技術協会(JASA)、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)、一般社団法人日本IT団体連盟(IT連盟)、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)、一般社団法人次世代センサ協議会(JASST)、一般社団法人新経済連盟(JANE)、一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)、株式会社いい生活、株式会社システム情報、株式会社情報医療、株式会社デンソー、株式会社東芝、株式会社ハレックス、株式会社日立製作所、先端IT活用推進コンソーシアム(AITC)、特定非営利活動法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ(WBAI)、日本電気株式会社、富士通株式会社、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)、ヤフー株式会社

スマートエスイーの特徴

スマートエスイーでは、超スマート社会の時代を国際的にリードするイノベーティブ人材を育成する社会人のための学び直しプログラムとして、総合実践的な講義を提供しています。

特徴

  • センサ、ネットワーク、クラウド、機械学習、ビッグデータ解析等の各要素技術及びシステム・サービス全体のアーキテクチャ設計、ビジネスイノベーションに至るまでフルスタックかつ体系的に学習
  • 徹底的なケーススタディにより各領域の組み合わせを体得し、技術とビジネスとの接続を実践
  • 早稲田大学履修証明プログラム講座として正規履修は10科目120時間以上を履修
  • 理論に強い大学教員による指導に加え、実務家教員による演習やPBL中心の実践的教育も充実
  • 修了制作は大学教員とのマンツーマン指導にて、受講生持ち込みの実課題を解決

これまでの実績

  • 正規修了コースでは 2年間で計60名近くが履修
  • 座学部分の一部のオンライン提供について計47,000名超の履修登録(MOOC公認プラットフォーム gacco(ガッコ) にて無料開講)
  • 座学の一部のオンライン配信について、日本e-Learnning大賞 IT人財育成部門賞・IMS Japan 賞 特別賞 を受賞 ※ スマートエスイーの教育プログラムそのものはスクール形式で実施

授業の様子

修了制作成果のポスター発表の様子

中間評価 具体的なコメント(抜粋)

中間評価では全5年間の補助事業期間うちの2年間の取組に対して、S評価(優れた取り組みであり、事業目的は十分に達成されるとともに、想定以上の成果が得られると判断される)を受けました。

  • 大規模全国ネットワークを構築し、多様で充実した教育プログラムを開発・実施している点は高く評価できる。特に、履修条件として、ソフトウェア開発経験に加えて、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)による「IoTシステム技術検定 中級」の合格という高い条件を設定していること、修了条件として修了制作と修了式と同時開催されるシンポジウムにて修了制作成果のポスター発表を義務付けていることにより、質が担保された高度な教育プログラムが実施され、目標である「IoTシステム技術検定 上級」を修了者のうち希望するもの全員が合格していること、修了生の論文発表へ繋がっていること等の実績は、特筆に値する。
  • 企業等へのニーズ調査を実施し、柔軟な科目履修、オンサイト教材の活用、企業の実課題の分析・解決に取り組む修了制作、文系出身技術者への配慮等の社会人が学びやすい工夫を講じている点は高く評価できる。

スマートエスイー正規修了コースは毎年12月ごろに受講生募集開始で2020年度(第3期)はすでに〆切っております。一方で2020年秋からは正規履修のライト版として「コース履修(3コース)」の実施を予定しています。LMS(ラーニング・マネジメント・システム)、オンデマンド学習、日本橋キャンパスでの実践などを組み合わせて実施する予定です。

このほかにも、「スマートエスイーコンソーシアム」を立ち上げています。コンソーシアムは会員企業、連携大学との相互交流を通じてスマートエスイー人材の育成と活躍の場の拡大、産学や領域を超えた「共創」の場となることを目指しており、調査研究・共同研究のほか、交流会、公開シンポジウム、セミナー、勉強会などを定期的に開催しています。

詳細は是非スマートエスイーウェブサイトをご覧ください。

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WASEDA University

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