国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、平成24年度より開始した「大学発新産業創出拠点 プロジェクト」に関して、新たに技術シーズ選抜育成プロジェクト(ロボティクス分野)を開始しましたので、ご案内します。
■件名
平成27年度 大学発新産業創出拠点プロジェクト 技術シーズ選抜育成プロジェクト(ロボティクス分野)
■概要
技術シーズ選抜育成プロジェクト(ロボティクス分野)では、ロボティクス関連の研究開発またはベンチャービジネスにおいて国内外で活躍する人材がメンターとして技術シーズを選抜し、メンターの指導・助言のもとで若手研究者がロボティクス関連の研究開発を行います。
若手研究者の技術やアイデアを基に試作品を製作し、事業展開ビジョンとともに事業プロモーターに演示して、事業プロモーターのデューデリジェンスの対象とすることを目標とします。
■採択予定件数・事業規模
- 単年度(平成27年度末まで)
- 20~30課題程度
- 研究開発費 直接経費300万円を基準額とし、1000万円を上限とする。(研究開発費は大学に支出します)
■対象となる研究開発
- センサー、知能・制御系、駆動系(音・画像情報含む)の要素を少なくともひとつ備えた装置であること。
- 自律機能(自ら学習し行動するロボティクスやAI技術)、情報端末機能(様々なデータを自ら蓄積・活用することにより新たなサービス等の付加価値の源泉となるロボティクス)、またはネットワーク機能(それぞれが相互に結び付き連携するロボティクス)の少なくともひとつの機能を有するロボティクスであること。
※なお、選抜時やメンターとの調整により、上記以外の機能を有することが妥当であると判断された場合は、これ以外の機能を有するロボティクスも可。
■申請者の要件
- 大学等に所属する研究開発チーム(1チーム4名程度を想定)。但し、大学の産学連携部門の支援等が得られ、目標達成を見込めるのであれば、個人申請も可。
- チームは学生やポスドク等の若手人材で構成。ポスドクは学位取得後5年未満、 博士課程満期退学者は満期退学後3年未満程度を想定。
- チームリーダー(1名)を置くこと。
応募に当たっては、以下のア)~エ)を全て満たしていることが応募の要件となります。
ア)チームリーダーおよびチームリーダーが所属する大学等との連名で申請すること。なお、チームリーダーが学生の場合、指導教官がサポーターとなること(e-Rad への申請は指導教官が行う)。
イ)チームの各構成員は PI(Principal Investigator、研究室主宰者。学生の場合は指導教官)の同意が得られていること(学生の場合は申請時に PI 等からの推薦状を提出)。
ウ)年度末に開催予定の企画(年度末に研究開発チームが製作した試作品とともに事業展開ビジョンを演示し、START の事業プロモーター等による評価を実施)で、試作品を一般公開できること(非公開としたい技術がある場合はメンター等との事前相談により非公開とすることも可)。
エ)申請時点で、ベンチャー企業の創出の核となる研究成果(特許権(出願中を含む)、著作権等)(以下「原権利」という)があり、当制度による研究成果の実用化に関して、原権利を所有する大学等による同意が得られていること。もしくは、研究開発中に知的財産を形成する目処があること(特許出願等を含む)。
詳細および申請書等は公募要領をご参照ください。
http://www.jst.go.jp/start/robotics/jigyo/index.html
注:本事業はJSTによる委託事業になります。学生や非常勤の教職員をはじめとした受け入れ資格がない方は、直接申請することができません。研究室の指導教員等に相談の上、申請を検討ください。
■公募期間
平成27年6月9日(火)~7月31日(金)正午
早稲田大学では、大学等の産学連携本部等を産学官研究推進センターが担当します。また、原権利については、帰属する機関の同意が前提となります。申請前にご相談いただけますようお願いします。 |
■問い合わせ
本公募に関する学内お問い合わせは、下記宛にお願いします。
産学官研究推進センター 担当:服部
TEL:03-5286-9867, 内線79-2076 FAX:03-5286-8374
E-mail:[email protected]