教職研究科について

履修モデル

さまざまな教職キャリアに対応する多様な履修モデル

本研究科では、さまざまな教職キャリア(教員免許は取得しているが教職歴のない学部新卒学生、教職歴数年の教員から10年を超える中堅教員まで)とさまざまな学校種(小学校、中学校、高等学校等)の教員をめざす人に門戸を開いています。それぞれの学校種や教職キャリアに応じた、多様で多彩な教育実践上の課題に対応するために、本研究科では共通科目以外の科目は、各自で履修科目を選択するようになっています。これにより、科目履修には多様なパターンが考えられますが、ここではいくつかの履修モデルを紹介します。

◎共通科目(必修)16単位

領 域 授 業 科 目 名
教育課程の編成及び実施に関する領域 カリキュラム・マネジメントの理論と実践
カリキュラム開発の理論と実践
教科等の実践的な指導方法に関する領域 授業設計の実践力
授業分析の実践力
生徒指導及び教育相談に関する領域 学校カウンセリングの理論と技術
児童生徒の社会性・規範意識を育てる開発研究
学級経営及び学校経営に関する領域 学級経営の理論
学級経営の実践力研究
学校組織開発の理論と実践
学校教育と教員の在り方に関する領域 教員の社会的役割と職業倫理

モデル1:生徒指導について高度な能力を有する新人教員をめざす場合

生徒指導について高度な能力を身につけた「新しい学校づくりの有力な一員となり得る新人教員」をめざす場合、分野別選択科目「生徒指導・学級経営の力量形成に関する科目群」を中心に履修することが考えられます。1年次は、共通科目と分野別選択科目を主にした「理論」を中心に学修を進め、1年次の実習「学校臨床実習Ⅰ」と「学校臨床実習Ⅱ」は、学級経営がある程度安定している段階で実施することが考えられます。2年次には、前期に「学校臨床実習Ⅲ」を履修して、生徒指導や学級経営について年度初期から安定期までの経過を実習します。その過程で、「実践」で「理論」を活かす学修を実現することで、生徒指導について高度な能力を身につけます。

モデル2:現職経験をもち、スクールリーダーをめざす場合

現職経験をもつ学生が、「確かな指導理論と優れた実践力・応用力を備えたスクールリーダー」をめざす場合には、教育現場に対する現状把握はできていることから、理論的裏づけを十分に行った上で現場改善に役立つ実践を行うことが考えられます。これらの実践をもとに、教育実践論文をまとめあげることにより、自らの実践をさらに理論化していくことを通じて、将来的に必要になる知見と技能を身につけていくことができます。

モデル3:1年制コースの現職教員の場合

1年制コースの現職教員の場合、「スクールリーダー」の中でも中核的な中堅教員をめざすことになるため、「理論」→「実践」→「理論」というサイクルで内容を深めていくことになります。まず、現場での豊富な実践に基づく教職経験を理論に照らしてふりかえるために、前期には理論と実践を融合する講義を受講し、後期には「学校臨床実習Ⅲ」において各自の課題解決を目標に実践を重ね、さらに講義の中で理論として深化させていきます。

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