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ネガティブなイメージを払拭して、胸を張ってワセジョを名乗る!

登山くるみさん(政治経済学部)2013年度取材

歴史ある大学には独自の文化があるものですが、早稲田大学の女子学生に共通するイメージがあります。早稲田の女子学生=ワセジョとして輝きながら、将来のキャリアについて考えるサークル活動を行う登山くるみさん。

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Toyama Kurumi

1993年生まれ、埼玉県出身。政治経済学部政治学科。
女子学生のためのサークル「A’scherie(アシュリー)」代表。

2010年創設、オール早稲女のサークル「A’scherie」と「ワセジョ」

 これからの早稲田大学がどうあるべきかを示す中長期ビジョン、 「Waseda Vision 150」に関連して2012年から学生コンペティション 「Waseda Vision 150 Student Competition」が開催されています。学生からの早稲田大学への提案を競うコンペティションで、母校と日本の将来を拓くべく、有志がチームを組んで熱い思いをプレゼンします。コンペティションが初めて開催された2012年、ちょっとユニークな提案をした女子学生のチームがありました。

 それは、ワセジョのワークライフバランスに注目した提案。その提案をもとに、今実現に近づいている企画があります。その名も「早稲女図鑑」。ここ数年、イベントやフリーペーパー、アプリの企画で「美女図鑑」と銘打たれたものをよく見かけますが、それって「カワイイ女の子がいる風景」を愛でるもの、というイメージがあります。さて、「早稲女図鑑」とはどんなものなのでしょう?

 早稲田大学を志望している人なら、「ワセジョ」という言葉を聞いたことのある人もいるかもしれません。「早稲田の女子学生」というそのままの意味に、特定のイメージが付加された言葉なのですが、そのイメージとは・・・「勉強ばかりでマジメ」「女っぽさがない」「自意識過剰」などなど、ちょっとネガティブなものなのだそうです(それは裏を返せば「賢くて頑張り屋」「異性にこびない」「自己が確立している」とも言えるのですが!)。

 「従来の早稲女の、冗談半分とはいえ『バンカラ』『男っぽい』『ダサい』『逞しい』などなどのイメージを払拭して、胸を張って『私、早稲女です』と言いたくなるような環境にしたいと思って活動しています」と語るのが、「早稲女図鑑」を企画したサークル「A’scherie(アシュリー)」代表、登山くるみさんです。

コンペなどにも積極参加

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 「Waseda Vision 150 Student Competition」への参加のほかにも、IT企業とコラボしての就活イベントの開催など、人脈と行動力を駆使した積極的な活動を行うアシュリー。2013年秋には、「美」をテーマとしたビジネスコンペにも出場し、予選を突破しました。アシュリーの提案は「美は内面から生まれるもの」という観点から構築した、中高生をターゲットに、キャリアやマナーの知識を身につけながら自分のアバターを可愛く変身させていく、コミュニティ付きゲームアプリでした。就活イベントなどを行ってきた経験から温めてきたアイディアをもとに、みんなでブラッシュアップ、完成度を高めます。
「もっと早くからキャリアを考えるきっかけがあったらと実感しているため」中高生をターゲットとしたとのこと。ここでも、上の世代と下の世代の交流からキャリア意識をはぐくんでいくというコンセプトが生きています。

自分らしく輝くために、ワセジョネットワークを作りたい

 「ワセジョもかわいいんだぞ、というのを押し出していきたい(笑)」という言葉のとおり、登山さんもサークルメンバーのみなさんもおしゃれが大好きな様子。とはいえ、単なる「ワセジョのかわいさアピール」をしたいわけではありません。
「私たちのサークルは、楽しくお茶を飲んだりしながら、堅苦しくなく早稲女のキャリアや将来のことを考えることを目的としているんです」
自分たちの好きなおしゃれを存分に楽しみながら、将来どんなふうになりたいかを考えて輝いていく。外側も内側もキラキラした存在としての「早稲女」になるために、輝いている先輩たちを取材し、ネットワークを作る仕掛けが「早稲女図鑑」なのだそうです。

 自分たちのキャリアを考えるにあたって、早稲田大学OGがどのように社会で活躍しているかを知りたいというのが企画の概要。職種、働き方、仕事と家庭の両立など、就職を控えた女子学生が抱いている不安要素をどう解決しているのか、早稲田大学という共通項を持つOBの体験談に触れることで目標も明確になり、行動できるようになります。メンバーは現在、「早稲女図鑑」をWebで展開するために取材協力者探しや記事製作準備、ネットワーク作りのためのオンラインコミュニティ準備などにとりかかっています。
「早稲田大学には『稲門会』という卒業生の組織がありますが、年齢層も高く学生にはちょっと遠い存在で。なのでもっと身近なコミュニケーションの場を作りたいですね」

 アシュリーは創立当初は女子大生によるフリーペーパー製作への参加以外は大きなイベントもなく女子会中心の活動だったそうですが、徐々にコンペへの参加やイベント企画が増えてきたそうです。登山さんのひとつ先輩のメンバーに聞くと、「行動している子が多いので、それをまとめるとアウトプットになる」と、少人数のサークルだけに、ひとりひとりの主体的な動きがサークルの活動に結び付いているということでした。
「みんな興味範囲がバラバラで自分を持っているタイプなので、気を使い過ぎず意見はしっかり言う。なのでおもしろい活動になるんだと思います」

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早稲田大学公認のSNS「QuonNet」にて、「早稲女図鑑」の連載が始まりました!
アシュリーメンバーが早稲田大学OGにインタビュー。
ワセジョという共通点のもと、先輩たちはどんな職種で、どんな目標を持ってどんなふうに働いているのかなどメンバー独自の目線で取材した記事が公開されています。
(※取材当時の連載です。現在はこのページの公開は終了しています)

見た目は可愛く、内面は負けず嫌いでど根性

 登山さんがアシュリーに入ったきっかけはと聞いてみると、
「『早稲田 女の子 サークル』で検索して出てきたブログを見たら、なんだこのキラキラした人たちは!と引きつけられて! それで実際に先輩たちに会ってみると、みんな輝きがにじみ出ていて」
ひとつ上の先輩たちは情熱にあふれるタイプ、優しくかわいいタイプ、活動的で仕事ができるタイプとみなさん個性的で、あこがれの存在なのだそうです。尊敬できる先輩たちに続こうと入会を決めた登山さんは、活動への積極的な参加ぶりから、代表に選ばれました。

 では、登山さんはいかにしてワセジョとなったのでしょうか。子供のころから早稲田一筋、というわけではなかったようです。

 「実はもともと勉強ができなくて、高2のころは早稲田より偏差値の低い大学も厳しいと言われていたんです。ですが、2歳違いで比べられることも多かった姉が慶応大学に入学したので、姉に勝つには早稲田の政経に行くしかないと思って、1年間出家したつもりで(笑)勉強しました」
「最初は勉強する意味がわからないと思っていたんですが、受験期に父と話していて『大学に入学するまでに自分がこれだけ頑張ったっていうのがあれば、社会に出た後もあのときこれだけ頑張れたんだ、と絶対踏ん張れるから』と言われて、ああそうか、と。勉強はやれば成果が見えるので、頑張り続けたら結果、合格できました」
自分が納得できたら、あとは覚悟を決めて最後までやりぬく。これは間違いなく、一生の糧になる体験です。

 検索して気になったサークルに即連絡を取り、これだ!と思ったら飛び込んでみる、「お姉さんに負けたくない!」をきっかけに一念発起して志望学部に合格する、行動力と実行力の登山さん。アシュリー副代表の森本千尋さんも、登山さんを評して「見た目の雰囲気は穏やかそうだけど、中身にはギャップがありますね、仕事は確実にこなすし、人脈づくりがうまくて頼れる存在です。あとビール好きなところもワセジョらしい!」と実力を認めています。

 そういう森本さんも、学生生活について聞いてみると「大学生活でこれだけは頑張ったっていうのを作りたいと思って、いわゆるガチゼミ、勉強量がすごくたくさん必要なゼミに入った」そうです。代表、副代表そろってこの気質、「自分を追い込む」「あえて困難な道を選ぶ」というのもワセジョの傾向!?

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アシュリー副代表の森本さんは、慶応大学への進学も考えたとのことですが、オープンキャンパスなどで両方の学校を見てみた結果、開かれた雰囲気が自分に合っていると感じて早稲田を選んだそうです。
「学校の雰囲気が開けている気がして」
「うん、わかる!」
「実際入ってみるといろんな人に出会って刺激がめちゃめちゃ強いので、入って後悔はないよね」
「ない!」

女性のキャリアを考え、最大限に輝けるように

 登山さん、森本さんが今後アシュリーでやっていきたいことはなんでしょう?
「女性のキャリアについて早いうちから考えるという軸は変えないでいきたいです。1年生とかは大学に入ってうれしくて、自分の職業について考える余裕なんてないですよね。就活の時期になってあわてて考え始めるのではなく、サークルで普通に女子会もやりつつ、自然に職業とかキャリアについて考える場所を提供したいです。わきあいあいと周りの子と交流するうちにいろいろ興味を持って活動していける人が増えたらいいですね」
「今後もOGさんにインタビューするなど自分の目標とする人、先輩と関わりを持ったり、早稲女のつながりをタテヨコもっと広く深くしたいです」

 輝いている先輩やOGにまずは憧れて、今度は自分で行動に移す。早稲女のネットワークが縦横無尽に広がることでますます自分たちの可能性を広げ、全力で羽ばたけるようになる。そうすれば女性が社会の中で能力を発揮しやすくなり、少子化問題も解決して日本がよくなる(きっと!)。これが、アシュリーがやろうとしていることなのです。そしてワセジョが日本を救う!

早稲田を目指す女子高校生のみなさんに伝えたいことは?

 「早稲田は自分次第でいくらでも可能性を広げられるところ。今は勉強辛いかもしれないけど、我慢していることは早稲田に入ったら全部できるので、頑張ってください!」(登山さん)

 「ワセジョのイメージが強いかもしれないですけど、実際は早稲田にはいろんな人がいてどんな人も楽しくやれるので、心配しなくても大丈夫だよ!」(森本さん)

アシュリーにはいわゆる「女子力の高そうな」ファッションのメンバーも多いですが、もちろん自分の好きなスタイルを貫いてOKとのこと。「でも、入ってみたら自分もやってみたくなって」と、キラキラの魅力にも取りつかれた模様。「今日はアシュリーだ、ちょっとかわいくしていこうかな、なんて、デートより気合が入ったり(笑)」。 おしゃれが好きで、負けず嫌い。自由で、強く。それぞれのやり方で輝くワセジョをみなさんも目指してください!

登山さん、そのほかの活動は?

 アシュリーの活動は月1回の定例会とイベント参加時のみなので、空いた時間にはインターンも。メディアの仕事に興味があったことから、原宿の文化発信系カフェの運営や、竹下通りに観光に来る外国人のガイドに携わっています。
外国人の女の子に日本の「カワイイ」を伝えることの楽しさを実感し、将来進む方向としても考え始めました。英語の勉強については、留学など特別なことは行っていませんが、ガイドする相手に共感することから、コミュニケーション力が磨かれてきたそうです。

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タイの女の子たちと原宿の街中を歩いて「カワイイ」をご案内。女の子同士、すぐに打ち解けてしまいます!