NO.929 Apr.19,2001
でた出た早稲田data番外編「データで見るいまどき早大生のキャンパスライフ」


 キャンパスライフは時代を映す鏡。早大生も社会の変化と無縁ではいられない。今回の特集は本紙連載「でた出た早稲田data」の番外編。このたび刊行された『第19回学生生活調査報告書』(調査実施2000年2月、標本数:学部学生4,447人/大学院学生836人/留学生726人 ※本文中特に注のないものは学部学生データを、小数点以下四捨五入したもの)から、最新データを抜粋する。  なお、同調査は図書館で閲覧可能。ぜひ現物をめくってみよう!きっとオモシロイ発見があるはずだ。

◆半数は自宅通い。ちょっと不満な授業でも、マメに出席!

 平均数値で見る早大生。学生の約半数が自宅から通学、自宅外通学者はアパート・マンションや学生ハイツから大学へ通う。
 授業出席率は76%。データ分布で見ると8割以上出席する者が約半数である。健康上の理由を除く授業欠席の理由は「講義に不満があって」22%、「友人等との付き合い」19%、「課外活動のため」18%で、「その他」も27%と多い。
 また、84%の学生は授業に対する興味を持ち、授業方法への不満度は61%と前回調査よりも減少したが、理由は同じで、魅力ある教員は増えているものの、「熱意が感じられず、一方的な」授業をする教員もいて、学生はこの点を改めてほしいと願っている。

約84.1%が授業に満足! 不満の理由は“教員の熱意”


◆将来や成績を悩みながらもスポーツ系サークルで活動! 時々資格試験講座にも通い、ボランティアも経験

 学生の悩みは、「将来の方針」「就職や進学」「成績や単位など」が圧倒的に多い。そこで、学外講座の受講率を見ると、通ったことがある者は35%で、「資格試験予備校」12%と「語学教室」10%で、コンピュータは4%に過ぎない。
 一方、課外活動が必要だと思っている学生は90%近いが、実際の参加者は前回調査に比べて減少。ジャンルでは「スポーツ系」が圧倒的に多く、次いで「芸術系」、「学問系」と、趣味的要素が強い。時間には週平均6.7時間と、前回調査よりわずかに長くなった。課外活動を辞めたり、参加しない理由は、学業重視派、もしくは、人間関係の煩わしさ、途中からだと他のサークルに入りづらいことからなどなど。また、ボランティア経験者は14%であった。

「課外活動が必要」とした者が9割近く 参加している者は6割”


◆“勉強より体験、趣味、教養”主義。早大生のフトコロ事情

 9割近い学生がアルバイトを経験し、「店員」「家庭教師・塾講師」を月平均9.1日つまり週1〜3回程度のアルバイトをこなしている。1日あたり5.4時間働いて、得る収入は6.2万円。使途は「娯楽嗜好品費」48%、「身の回り費」32%、「教養費(教養書籍・新聞代、芸術・趣味等に関する支出)」27%「食住費」19%、「旅行費」18%、「課外活動費」17%、「貯金」15%、「勉学費」13%と、“勉強より体験、趣味、教養”主義という早大生像が浮かぶ。
 また、仕送り等を含めた総収入は、自宅生は7.2万円、自宅外生は14.7万円で、自宅外生の「住居費(家賃・食費・光熱水費等)」の6.9万円を除いた金額は7.8万円。
 この70,000円超のお金(ちなみに、下記の合計は77,600円)の使途を見ると、「勉学費」6,500円、「交通費」8,700円、「教養費」10,300円、「娯楽嗜好品費」16,900円、「課外活動費」9,900円、「保健衛生費」6,200円、「身の回り費」14,100円、「その他」15,300円と、ここでもアルバイト収入の使途と同様の傾向が出ている。
 興味深いのは、「身の回り費」の比率の高さ。従来、ドロ臭いイメージの強い早大生諸君であるが、構内を歩く学生もお洒落で身奇麗になった。金銭感覚からも、相当スタイルには気を使っていることが分かる。

意外と多い「身の回り費」!“勉強より体験、趣味、教養”主義”


◆やはり! 9割が携帯を所有。パソコンは学部学生の7割、大学院学生では9割が持っている!

 また、「携帯電話」は90%、パソコンは69%と、情報機器の所有率も高く、インターネットも「ほぼ毎日利用」する者が36%、「時々利用する」が47%と情報化は確実に進んでいる。特に大学院学生になると、9割を超える学生がパソコンを持ち、インターネットを「ほぼ毎日」「時々利用する」と答えており、研究活動にとってパソコンは必須のツールとなっていることが分かる。

進む情報化! 携帯電話は89.9%、パソコンも68.7%が所有b


◆早稲田を愛し、早大生であることを誇りに思う学生たち! 殊に留学生は「早稲田大好き人間」が多い!  さて、最後に早大生と早稲田大学について見てみよう。
 進学の際に本学を選択した理由は「大学の校風」で42%、「知名度が高い」33%、「教育内容や専攻分野」26%、「就職等将来を考え」23%、「多彩な友人に出会える」21%が主な回答であった。
 また、大学院学生のうち他大学出身者に本学を選んだ理由を聞いたものでは、「希望に沿った研究が盛んである」が41%、「早稲田の学風」が20%であったが、留学生でかつ大学院生である者に同じ質問をしたところ、「早稲田の学風」が29%、「希望に沿った研究が盛んである」と「研究科の知名度」が各23%であった。
 以上のデータから、本学の魅力は「校風」「知名度」「友人」「教育内容」「研究」にあることが分かる。
 さらに、「早稲田大学が好きか」という質問では、「好き」「どちらかといえば好き」の合計で、学部学生89%、大学院学生94%、留学生96%と高い数値が出た。
 また、「早大生としての誇りの有無」を、「持っている」「まあまあ持っている」の合計で見ていくと、学部学生77%、大学院学生79%、留学生91%と、前項と比べるとやや減少するものの高い数値。
 先に挙げた本学選択の理由と合わせて考えると、早稲田大学という環境や校風といった部分に多くの学生は好印象を持っていて、そこそこ誇りも持っている。殊に留学生に早稲田大好き人間が多いのがオモシロイ。

9割が好き! 魅力は「校風・知名度・友人・教育内容・研究」



 「どうしても必要な大学」だけが残っていくこれからの少子高齢化社会。21世紀の早稲田大学も、歴史や人気に寄りかかってはいられない。“オンリーワン”を目指して、21世紀も大学改革は進む。
 今年も「学生生活調査」が行われる。大学の未来に皆さんの声を反映させるまたとない機会だ。ぜひご協力を!


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