NO.923 Jan.18,2001
「学びたい人」必見! 二十一世紀は自己選択の時代
決めるのは君だ! オープン教育センターで見つける「学ぶ道」


 今回の特集は「学び」に関する新しい情報が満載! 昨年十二月に発足したオープン教育センターについて皆さんにお届けする。
 「幅広い教養を身につけるために多様な分野の講義が受けたい」「将来に役立つ勉強やインターンシップがしたい」「自分の可能性を広げたい」…。尽きることのない「学び」への欲望。本学の教育をより充実させ、そんな皆さんの気持ちに応えるために、オープン教育センターが発足した。
 誰もが学びたいものを学べる大学―そんな理想的な環境を求め、二〇〇一年四月から、 (1)全学生対象オープン科目、(2)低学年対象の学部横断的少人数演習、(3)新入生対象導入教育、(4)インターンシップ、(5)他大学との協定に基づく学生交流事業、など、多様な学習機会が提供される(各プログラムの概要や登録方法などの詳細はWebページや『オープン教育センター・ガイドブック』等を参照)。新しい世紀の幕開けに相応しい興味深い試みがいっぱいだ。

◆待ってました! 授業科目としてのインターンシップが登場

 今更言うまでもないが、インターンシップに対する学生の要望は高い。そこで、本学では「インターンシップに関する懇談会」で大学主体の積極的な実施に向けて、検討をしてきた。また、昨年九月にまとめられた「二十一世紀の教育研究グランドデザイン」の中でも、ITを利用したバーチャルで知る経験とは別に、自らの手と足を駆使した体験教育が極めて重要であると指摘している。インターンシップによって実社会を体験することで、学生は現実社会の課題を深く理解し、社会常識や実践的な知識を身につけることができるだけではなく、その後の自身の学習意欲・モチベーションを高めることができるだろう。
 既に本学では、一九九九年度から「JETROインターンシップ」が実施されているが、二〇〇一年度よりオープン教育センター設置科目として「インターンシップ基礎演習」が三科目新設される。学部二、三年生を対象とする同科目では、それぞれ行政・国際貢献・ベンチャーの三分野における就業実習が行われる。実習時期は夏季休業期間。ただし科目である以上、きちんと事前・事後に担当教員による授業、指導が行われる。科目登録も、、面接や課題論文の提出などがあり、意欲のある学生でなければ履修できないという狭き門! 実習後には、報告書の提出や実習体験発表会等が予定されている。
 「この業界で活躍するには、学生時代にどんな知識を身につけなければならないのか?」「興味があるので、どんな仕事か経験してみたい!」。意欲ある方はぜひ、チャレンジしてみよう。

◆見つけてください! あなたの答え「大学での勉強方法は?」

 さらに、新しい試みとして、全学部の一、二年生向けに少人数で徹底的な演習教育を行う学部横断の演習科目が設置される。この制度は、従来の学部の枠に留まらない学際的なテーマに沿って、そのテーマに関連のある演習や講義が置かれるのが特徴。担当教員、学生ともさまざまな学部から集まっているのも特徴。修得単位は所属学部の卒業単位に参入することが可能。
 現在、「ネイチャー」「二十世紀文化研究」「身体の表象について学ぼう」「アイルランドの文化」「コリア研究」「国際コミュニケーション」「地中海」「アート」「ITネットワーク:技術と作法」「ビジュアルサイエンス」「ユネスコ」「オーストラリア研究」「英語で学ぶ」「役割相乗型社会論」等の設置が予定されている。詳しくは『オープン教育センター・ガイドブック』を参照しよう。

◆単位互換制度は五大学+二大学! オープン科目も充実

 今まで本学で提供されていた科目では、学びたいものが見つからなかった人に朗報!
 本紙九二〇号でも既報の通り、四月から五大学――学習院、学習院女子、日本女子、立教、早稲田――単位互換制度がスタート。五大学で専門・教養科目等合わせて約千科目が提供され、制度利用学生は図書館等も利用できる。さらに、インターネット上に「バーチャル事務局」を設置し、可能な限り事務手続を簡易化。学生の履修意欲に最大限応え、いつでもどこでも履修登録や提供科目情報等をWeb上で操作、確認できるように整備する予定だ。
 また、武蔵野美術大学、東京女子医科大学とも学術交流協定を締結。芸術系科目や医学系科目についての単位互換も同時に発足。本学のオープン科目も二〇〇一年度はさらに拡大されるため、所属学部設置科目とオープン科目、これら協定大学提供科目を合わせると、皆さんには非常に大きな選択の可能性が与えられていることになる。詳細は、各学部『講義要項』や『オープン教育センター・ガイドブック』、オープン教育センター・ホームページ「ようこそ 早稲田大学オープン教育の世界へ」を見てみよう。
■ようこそ 早稲田大学オープン教育の世界へ
【URL】http://www.waseda.jp/open/

 二十一世紀――早稲田大学は皆さんがより一層学びたいものが学べる大学になるために、新しいスタートを切った。これらの制度を活用するかどうかは、すべて、あなた次第。二十一世紀は自己選択の時代と言われている。そんな時代を生き抜くために、自分自身にとって最適な「学ぶ道」を見つけ、二十一世紀を支える人材としてのスキルを身につけよう! その鍵を握る科目登録。沢山の情報の中から、あなた自身にとっての「宝物」を見つけてほしい。

教育のオープン化を望む学生の声! その実現に向けて、大学は動いています。
(「第18回学生生活調査(1997年度実施)」記述回答より)

○学生が多いということが"早稲田らしさ"を形成していると思うが、一方では少人数のゼミ形式の授業で考えを深めたいと思う。

○時代の最先端を行ってほしい。かといって過去をなおざりにしてほしくない。もっといろいろな学科を作ってほしい。例えば、理工学部生物科、地学科、家政学科など。そうすればもっとさまざまな考えや知識を持った人が早稲田大学にやってくる。そして、そういう人たちと話をすることによって、自分の持っていない新たなものを発見でき、自分の教養の糧になってよい。

○学部間の垣根をなくし、自由な単位の取得を認める。社会人などもっと多くのさまざまな人間を受け入れるオープンな大学制度の充実。少人数授業や実践的な語学教育の充実。

○東京という地理的利点を全く活かせていない。例えば、インターンシップ制の導入(単位を付与)、企業、官公庁、NGOS等への訪問、Discussionということも可能なはず。学生の質がそれ以上に低すぎるので、なんとも言いがたいのですが、他大学との単位互換等。認められて当然と言えることがなぜできないのか不思議でならない。

○学部間の隔たりをなくし、学生は"早稲田大学"(学部ではなく)に入学し、専攻は入学後(または在学中)に決めるようにする。現在"ワセクラ"などが行っている授業・教員の評価を、大学が公式に制度化し公表して、"教える側"の質の向上を図る等が挙げられる。

○学部の勉強とは全く違う、いろいろな分野の講義がとれればいいと思う。放送大学にあるような「地球と宇宙」とか「健康科学」といった科目がいっぱいあればいい。それなら卒業単位に入らなくても受けてみたい。

○他学部他学科の単位互換や転科などの機会を増やしてほしい。早稲田大学のカリキュラムや授業などを、高校生や他の受験生によく分かるように公開してほしい。

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