NO.895 Apr.6,2000
探そう! あなたの「学ぶ道」〜全学部オープン科目の活用法〜
卒業後に歩む道。人の数だけ人生があり、それこそ無数の道がある。今回はその中から、本学校友が多数活躍するマスコミ業界を目指す人を例に、科目履修の方法を考えてみた。もちろん、これは一つの例に過ぎない。人生は多種多様であり、皆さんの学ぶ道は皆さん自身にしか見つけられない。そのことはしっかり覚えておこう。
これからは、以前にも増して専門知識がなくてはやっていけない世の中になりますが、人間として豊かな精神を持ってこそ、一流の専門人と言えます。リベラルアーツ教育は『自由人が自由人として成長するための科目』。全学部オープン科目はその充実を目指しています。職業のため、とか、生活のため、とかではなく、人間として求められる教養を充実させようとするものです。全学部オープン科目では総合大学の利点を活かし、さまざまな先生方の謦咳に触れることのできるよう、できるだけ系統的・体系的に科目を設定したいと考えています。意欲ある人が意欲ある人に教える。リベラルアーツ教育の真髄にぜひ、触れていただきたい。 私たちの年齢になると、学生時代に出会ったものがその後の人生に決定的な影響を与える、ということがよく分かります。その中には偶然の出会いもあります。また、無から考えるより、先生の研究や経験を踏まえたアドバイスにより拓かれることもあるでしょう。水先案内人としての先生方の力量を信頼し、ぜひ利用してほしいですね。文化や芸術等、世界共通の遺産を広く深く理解することは、国際人としてぜひ必要なことです。 ところで、本学には、授業以外に、さまざまな種類の課外活動がありますし、芸術や文化に触れる機会が身近に存在しています。そういう意味では本学にいる皆さんはチャンスに恵まれているのですから、積極的に吸収してください。 享楽だけを追い求める人間であっては困りますが、"魂のない専門人"というのも困ります。これからは専門的知識や技能がますます要求される時代となりますが、全学部オープン科目など人間性を磨く多様な機会を十分活用し、、まずは自由人となるための努力をしてください。大学も皆さんのそうした努力のお手伝いをしたいと思っています。 |
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皆さんの声を受けて、早稲田大学は変わりつつあります! 〜1997年度学生生活調査(1997年10月実施)記述回答より〜 ★学部の勉強とは全く違う、いろいろな分野の講義がとれればいいと思う。放送大学にあるような「地球と宇宙」とか「健康科学」といった科目がいっぱいあればいい。それなら卒業単位に入らなくとも受けてみたい。 ★常に「自由」な大学であってほしいと思う。勉学においてはもちろんのこと、それ以外においても学生に大きな影響を与えるようになってほしい。また、将来役に立つための実学的な分野の教科を設置したらどうか。他に科目登録についても、もっと本当に自分の取りたい教科が取れるような仕組みを作ってほしい。社会に影響を及ぼすような取り組みもどんどんやってみてはどうか(新聞等読んでいると、慶應から教授の名前は出ているが早稲田大学の名前はほとんど見ない)。 ★地方の人間を受け入れる制度。学部間の垣根をなくし、自由な単位の取得を認める。社会人などもっと多くのさまざまな人間を受け入れるオープンな大学制度の充実。小人数授業や実践的な語学教育の充実。図書館の蔵書を大学世界一にする。海外交流の活発化。さまざまな大学から優秀な教授陣を講師として招く(学閥にこだわらず)。自治会のような訳の分からない政治思想団体に、授業料の一部が自治会費として納められていることに疑問を感じるので、その打ち切りと、彼らのいない健全な大学にするよう、頑張っていただきたい。 ★私は理工学部の生徒であるが、文系の分野に大変興味を持ち、人間科学部で授業を多く受けています。こういうことができるのは総合大学の素晴らしさだと思う。しかし、転部に関しては条件がかなり厳しい。本人の意思を尊重しもっと門戸を広げて認めるべきではないか。 ★時代の最先端を行ってほしい。かといって過去をなおざりにしてほしくない。もっといろいろな学科を作ってほしい。例えば、理工学部生物科、地学科、家政学科など。そうすればもっとさまざまな考えや知識を持った人々が早稲田大学にやってくる。そして、そういう人たちと話をすることによって、自分の持っていない新たなものを発見でき、自分の教養の糧になって良い。 ★入学して間もない頃は、そんなにやる気のある方ではなかったが、3年生に進級し、専門課程が増えてきてから、早稲田の本物の先生方に、それこそ人生を左右するような素晴らしい師に会うことができて、今現在の私は実に幸せだと思う。どんな大学でもそうだと思うが、一生恩師と思えるような先生に出会えるかどうかがその学校の自分自身における価値に関わるのだろう。その点から言えば私は幸せだったが、その発見、出会いのできなかった者たちは、いささか不幸だったことと思う。そこで、1、2年という一般教養課程でもっと素晴らしい先生との出会いを! レベルとしてではなくて、あくまで人間的な意味で、誰もが早稲田に入学してよかったと思える大学になってほしい。早稲田ほど自由な大学もないが、また学問を得ようとした時、これほど全てを得られるほしい。 ★私は人間科学部に通っているので本部との交流が全くと言っていいほどありません。伝統ある早稲田大学の"ワセダらしさ"を身近に体験することができないのが残念です。本部のサークルに入ることも考えましたが、通うのに時間とお金がかかって続きませんでした。人科に授業内容や教授法などは満足していますが、せめて1年や2年時は本部でワセダを感じることができたらな、思います。人科生も1年時、2年時には本部で学ぶという環境はできないのでしょうか。 |