NO.873 Jun.24,1999
入試が変わる、早稲田が変わる。
〜総合的な学力と地方性の復活に向けて〜
|
<早稲田大学教旨> 早稲田大学は学問の独立を全うし、学問の活用を効し、模範国民を造就するを以て建学の本旨と為す。 早稲田大学は学問の独立を本旨と為すを以て、之が自由討究を主とし、常に独創の研鑚に力め、以て世界の学問に裨補せん事を期す。 早稲田大学は学問の活用を本旨と為すを以て、学理を学理として研究すると共に、之を実際に応用するの道を講じ、以て時世の進運に資せん事を期す。 早稲田大学は模範国民の造就を本旨と為すを以て、個性を尊重し、身家を発達し、国家社会を利済し、併せて広く世界に活動す可き人格を養成せん事を期す。 |
一九一三年、高田早苗の発案で、本学の三十周年記念祝典の一環としてこの教旨は制定された。『早稲田大学百年史』によると、時の総長・大隈重信は「進歩しつつある世界において国家社会のために行われる大学教育がその基礎とすべき理想は東西文明の調和」であり、「その理想を実現するためには、学問の独立を全うすること、学問の成果を実際に応用する事、およびその任に当るべき模範国民を造就することの三つが根本である」と、説いている。
まだ日本では定着していないAO方式による入試という新しい入学試験形態を導入することについて、堀口健治政治経済学部長は次のように語る。「国際化・情報化時代に活躍する人材は深い思考力や総合的な分析力、語学力があり、目的に向かって努力する者ではないでしょうか。さらに当学部では、社会的活動や学芸・スポーツ等で活躍するなど個性・バイタリティーのある人材を求めたい。そのため、出願資格として、評定平均値を要求せず、現役生以外にも出願資格を与え、政治経済学部で勉強したい者に広く門戸を開きました。また、当学部で学ぶ際には、日本語や外国語の論文に対する読解力や自分の考えを論文にまとめる力が必要だと考えているため、その基礎的な能力を論文審査で見せてもらいたいと思います。また、論文審査を地方でも行うことにより、首都圏以外からも受験しやすくなると考えます。学生がよりいっそう切磋琢磨できるよう、政治・経済に関心を持つ多様な学生を受け入れ、以前のように全国に友人がいるという環境を創出したいのです」。|
(資料)一般入試以外の入学者選抜 (1)指定校制推薦入学(一般入試の合格・入学実績、地域性等を基準に選定された指定校学校長が各学部の基準を満たす生徒1人を推薦する)…政治経済学部、法学部、第一文学部、商学部、理工学部、人間科学部。 (2)自己推薦入学試験(学芸・スポーツ各分野における諸活動で優れた成績を収めた者や、生徒会・ボランティア活動などで顕著な活躍をした者、なんらかの資格を有する者等が、学校長の推薦によらず、自分自身を推薦することにより出願できる)…法学部、教育学部、社会科学部。 (3)特別選抜入学試験…理工学部(国際数学オリンピック日本代表を選考する「日本数学オリンピック」の予選通過者を九学科で受け入れる)、人間科学部スポーツ科学科(学部が指定するスポーツの各種目における全国大会上位入賞者を対象に高度の能力・適性を持った学生を選抜)。 ※この他に、社会人入試、帰国生・外国学生入試、高等学院・本庄高等学院からの進学、早稲田実業・早稲田高等学校からの推薦入学がある。 |