第929号 Apr.19,2001 


■CTC「シリコンバレー学生特派員」に選ばれた

■星加武史さん(ほしか・たけし)さん

   1977年兵庫県生まれ。理工学研究科修士2年。学部生時代は和敬塾で暮らし、グリークラブの活動に熱中。昨年、20倍を超える激戦を突破してCTCシリコンバレー学生特派員に選ばれ、本年3月現地派遣。最近は"学生ネットワーク"の活動にも励む。

 「幼稚園の頃から宇宙好きで、科学者になろうと思っていました。そして、大学生活も充実していたんですが…4年の時に旅したNYでイキイキと働く人々を見て、なんでこんなに楽しく生きてるんだろうと思って。それから自分って何だろう、何がしたいんだろうと悩み始めました」。手がかりを求め、"学生時代の過ごし方"などの本を読み漁ったが、そう簡単に答えは見つからない。迷路を抜けることができたのは、持ち前の行動力だった。

 研究室での生活と並行し、会いたい人には自分からアポイントを取って会い、これはと思う場所には顔を出した。アジア太平洋研究科やエクステンションセンターの講座、インターンシップ等々、今までとは全く異なる分野も経験。「去年1年は悩みながら、多くの人に会って、『こういう生き方もある』と沢山の刺激を受けました。行動さえすれば、自分の人生を作っていけるんだと分かった」。そのうちに、目標がおぼろげながら見えると、「今やらなければ後悔する」と、熟慮の結果、研究室も出ることを決意。「最初は我慢しろと言った先生も、頑張って大物になれ、と励ましてくれました。折角学生なんだから、人と違うことを恐れず、挑戦していきたい」

 シリコンバレー特派員でも、10人の"超"個性的な仲間と出会った。「シリコンバレーでさまざまな挑戦ができるのは環境が許すからで、日本じゃ無理だと思っていました。でも実際に行き、重要なのは環境ではなく気持ちの違いだと気付いた。現地も不況だから仕事の将来や家族との生活に対する不安だってあるし、人間として考えることに違いはない。でも彼らが楽しく働けるのは、夢があるから。夢を持って働くことの大切さが分かりました。心の持ちようだったら、日本にいても変えられます。27日の発表では、本で読めることではなく、自分がどのような体験をしたのか、そして自分にどんな変化があったのかを伝えたいし、感じてほしいです」

 「悩みつつ、いろいろやって分かったのは、僕は人と接することが好きだということ。それで皆を喜ばせたい」。現在は人が楽しく働ける社会を作りたい、と就職活動に励む。「沢山の企業に行って、知らない人に会えるから就職活動は楽しい! 今はやりたいことがありすぎて、何かを切らなくちゃいけないのが大変」と新しい夢に向かって日々邁進中だ。

○「CTC FUTURE REPORT2001」 ※要申込
【日時】4月27日(金)14:30〜17:00(14:00開場)
【会場】日経ホール(大手町・日本経済新聞社8階)
【URL】http://www.ctc2001.com


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