障がいの理解と支援
~障がいを身近に感じる~

人間科学部1年 佐々木 透

 

 この授業では、「障がいを正しく理解し、適切な支援の仕方を学ぶ」という事をテーマに、いくつかの障がいの種類について担当教員の講義とゲストスピーカーの方の講演という形で理解を深めていきます。ゲストスピーカーには実際にその障がいを持つ方が来てくださり、熱意を持って私たちに経験談などを語ってくださいました。

 そして、受講生も熱心に話を聞き、多くの学生が最後の質問タイムや授業後に積極的に質問をする姿が毎回のようにありました。

 現在、あらゆる障がいについて関心が高まりつつあり、街中で障がいを持つ方を見かけたら手助けをしようとする人が増えています。しかし、そのような姿勢が逆に障がい者にとっては負担になっている場合もあるという事を今回の授業を通して学びました。

「特に助けが必要ない場面で声をかけられた際、それを拒否して相手に嫌な顔をされるのは困るので、何か頼んだ方が良いのかと逆に気を使ってしまう」

「障がい者の事を気にかけすぎている。少しくらい無関心でいてくれた方が楽」

 これらは授業中にゲストスピーカーの方々がおっしゃっていた事です。もしかすると、私たちの心のどこかに“障がい者=助けられるべき存在”という偏った考え方があるのかもしれません。日常生活において障がい者が手助けを必要とする場面がある事は事実です。ただ、自分の思い込みで判断をしてすぐ動くのではなく、実際に障がいを持つ方に“今、助けが必要か”という事を確認した上でどのような助けが必要かを聞く姿勢を持つ事が大切です。障がい者を一様に捉えてしまっては、正しい理解も適切な支援も生まれません。

 最後になりますが、日常的に障がい者に関心のある人もそうでない人も、この講義から得られるものは多くあると思います。自分の視野を広げるという観点からも多くの方にこの講義をおすすめします。

この科目は人間科学部の畠山卓朗教授が担当し、「障がい学生支援室」が全面協力をして運営しています。ノートテイクの実技指導も交え、2012年度も前期科目として開講しますので要チェック!

授業を受ける佐々木さん
▲授業を受ける佐々木さん


1268号 2012年1月19日掲載