一喜一憂

人間科学研究科修士課程2年
長尾 裕太
進路先:住友不動産株式会社

 

 私が初めて就職活動を行ったのは、学部3年生の秋からでした。当時は、テレビ局、商社、エネルギー系の会社を主に見ていました。勝手なイメージで(1)派手そう(2)海外に行けそう(3)収入が高そう、という不純な動機です。その中でも順調に選考が進んだのはテレビ局でしたが、拘束期間が長く、他の企業を受けられない状況が続きました。しかし最終面接で落とされてしまったのです。時期的に他に志望した企業の選考は終わっており、自分がいかに地に足をつけて就活をしていなかったのかを思い知らされました。同時に自分がどんな動機で就活をしていたのかを思い出し、自分のことをとても浅はかな人間だと感じました。4月初旬に就活をやめ、大学院に進学し、もう一度しっかり勉強してから出直そうと決意しました。

 2度目の就職活動では、自分が何をやりたいのか考えるために自己分析を行いました。その結果(1)早稲田祭スタッフの経験から自分がリーダーシップをとって仕事をしたい(2)大学院での研究から高齢者にも住みやすい街を作りたい、と考え不動産業界を中心に就職活動を始めたのですが、今度は思いが強すぎて面接官に伝わらないという負のスパイラルに…。それで、これまでの流れを一度リセットするために温泉旅行へ行きました。リセット後の住友不動産の選考は自分のありのままを出しきって認めていただけたと実感できるものでした。

 私は性格的に一喜一憂してしまう性質なのですが、先輩・友人たちの「長尾なら大丈夫」という言葉に励まされ、自分を出せた気がします。会社にはそれぞれカラーがあり、必ず自分に合ったカラーの会社が自分を認めてくれます。だから、負のスパイラルに陥った時は無理に頑張らず、一度リセットすることも大切です。最後に、「自分が人生で一番高く売れるのは新卒の時期だから、絶対に安売りするな!」という住友不動産の面接官(早大OB)からいただいた言葉を、私から早大生への応援メッセージといたします。

早稲田祭:パンフレットの広告枠を売る筆者(左)
▲早稲田祭:パンフレットの広告枠を売る筆者(左)

大学院の研究:高齢者の転倒の研究について発表する筆者
▲大学院の研究:高齢者の転倒の研究について発表する筆者


 
1268号 2012年1月19日掲載