ICCアウトリーチ体験(後編)

小学校訪問:留学生との「交流」から「協働」へ

文化構想学部3年 大塚 裕子

 早稲田大学には留学生がたくさんいるにも関わらず、今まで留学生と関わる機会も、授業以外で英語を使う機会もほとんどなかった私にとって、留学生のパートナーと組んで、小学校で異文化理解授業を行うICCアウトリーチは、本当に有意義で貴重な経験となりました。準備段階では、私もパートナーのマイビ(大学院アジア太平洋研究科修士課程)も、お互いの言語が流暢ではない状況で、言いたいことがうまく伝えられずもどかしい気持ちになることもありましたが、お互いを尊重し、言葉を教え合い、アイディアを出し合いながら、納得のいく授業計画を作ることができました。マイビとの英語での話し合いやメールでの打ち合わせ、また一緒にお弁当を食べながらお喋りしたり、という準備プロセスはとても楽しく充実したものでした。一歩踏み出せば、早稲田にいながらも異文化交流をする機会はたくさんあるのだと実感しました。

 小学校での授業の本番前はとても不安でしたが、児童たちの素直で元気な反応に自然と笑みがこぼれ、マイビとうまく協力し、決められた時間の中で臨機応変に、そして自分たちも楽しみながら授業ができました。休憩時間や給食の時間になると、私たちの周りに一斉に集まり、質問攻めにする児童たちは本当にかわいく、その姿に元気をもらうと同時に、異文化への関心の高さを感じました。

 このプログラムは小学生に異文化理解の授業をするという趣旨ですが、準備、本番を通して、私自身、今まで知らなかった文化をたくさん知り、普段できない貴重な経験をたくさんすることができ、参加して本当に良かったなとあらためて感じています。授業を担当することで責任は伴いますが、子どもたちに向かってふたりの協働作業の成果を発信するということは、留学生との間で完結する交流とは一味違うやりがいと達成感を感じること間違いなしです。



[連絡先]
国際コミュニティセンター(ICC)
早稲田キャンパス7号館1階
【URL】http://www.waseda-icc.jp/
【e-mail】icc@list.waseda.jp


パートナーのマイビと早実初等部の教壇で
▲パートナーのマイビと早実初等部の教壇で

 
1267号 2012年1月12日掲載