メンタルヘルスマネジメント概論
~“心の整え方”を学ぶ~

教育学部3年 宮田 晟徳(あきのり)

 

 「ストレス」。それは老若男女問わず現代社会に生きる人々が抱えている最大の問題であると断言しても過言ではありません。鬱病や自殺、犯罪といったさまざまな問題にストレスは多大なる影響を及ぼしていることはよく知られていることですが、不景気や格差社会が叫ばれる近年はそれが顕著になってきているといえます。そしてストレスは私たち大学生にとっても大変重要な問題です。サークル、ゼミなどにおける人間関係や就職活動など大学生がストレスを抱えてしまう要因は数多く存在し、ストレスに悩まされている学生も近年増えつつあります。

 オープン科目として早稲田キャンパスで後期に開講しているメンタルヘルスマネジメント概論はさまざまなストレスが心身に与える影響について考察し、その対処方法を学んでいく授業です。この授業はオムニバス形式で、コーディネーター役である教育・総合科学学術院の堀正士先生を筆頭に認知行動療法の専門家から現場の最前線でご活躍されている精神科の医師の方まで、まさに「対ストレスのプロフェッショナル」ともいうべき先生方が講師陣として迎えられています。

 なお、病理学や心理学といった難解に思われがちな学問もこの授業では扱いますが、各先生方の説明が非常に分かりやすいので聞き飽きることがありません。またこの授業ではストレス軽減のためのエクササイズや健康チェックといった、すぐに実生活で役立つことも教えてくれます。それらがこの授業に対する興味・関心をさらに深めるきっかけを作ってくれていると私はいつも感じます。

 ストレスは今後も社会全般に、そしてその中に暮らす私たちに少なからず影響を与え続けると思います。ストレス多き現代に生きる中でこの授業で得た経験は大きな糧になるでしょう。この授業は社会に踏み出す前にぜひ一度は受けておくべき授業だ、と私は思います。

14号館B101での授業風景
▲14号館B101での授業風景

第10回目講義担当の野村忍教授(人間科学学術院)
▲第10回目講義担当の野村忍教授(人間科学学術院)




1267号 2012年1月12日掲載