監修・執筆:早稲田大学競走部  第88回 東京箱根間往復大学駅伝競走 箱根駅伝特集 雪辱は「箱根」で果たす

 「奨学金」という言葉はよく耳にするものの一体どれくらいの種類があって、受給するためにはどのような手続きが必要か皆さんはご存じでしょうか。早稲田大学には多様な奨学金制度が用意されています。奨学金の種類は大きく2種類。主として、早稲田大学独自の【学内】奨学金と【学外】奨学金(日本学生支援機構奨学金、地方公共団体・民間団体が設置)に大別されます。その中でも卒業後返還義務のある【貸与】タイプ、返還の必要が無い【給付】タイプに分かれます。特に本学の学内奨学金は100%が【給付】の奨学金で、全国の大学でもトップクラスの交付人数実績、交付金額実績を誇っています。2010年度学部学生の奨学金受給率は32.9%です。
 ぜひ今回の特集で奨学金についての知識を深めて、奨学金制度を活用してください(外国人学生は『留学生ハンドブック』を参照してください)。

早稲田大学の奨学金制度

表1


 本学の学内奨学金はおよそ100種類。そのすべてが返還不要の【給付】奨学金です。学業成績重視のものや家計状況重視のものなど、さまざまなタイプの奨学金を用意しています。なお、在学生が申請可能な主な制度は表のとおりです。
※ 右表は2010年度実績。指定寄付の一覧はウィークリーWebサイトにて公開

 

早稲田大学の奨学金制度

表1
 学外奨学金は、国の育英奨学事業である日本学生支援機構奨学金、民間団体や地方公共団体による奨学金です。特に、日本学生支援機構奨学金は本学で最も多くの学生(学部生約12,500名・大学院生約3,100名※2010年度実績)が利用しており、採用されると原則として標準修業年限(学部で4年間)まで継続受給できる安定した制度です。卒業後に返還の義務を負う【貸与】タイプの奨学金で、無利息と有利息の2種類があります。各制度の概要は表のとおりです。
※ 右表は2010年度実績。在学中は利息がかからず(無利息)、貸与終了後に実際に適用される利率が決定します

 

受給者の声 〜私を支えてくれる奨学金〜

私の糧となる奨学金
創造理工学部3年 熱田 和也
採用奨学金:「稲門祭奨学金」「日本学生支援機構第一種奨学金」

 私が奨学金を申請したきっかけは、家計が急変したため在学にかかる経費を少しでも軽くして家族の負担を減らそうと思ったことや、意外と多くの友人が給付の奨学金をもらっているということを知ったためです。
 実際、2つの奨学金により年間にかかる授業料や課題の費用の大部分をまかなうことができており、母も家計がだいぶ楽になったと喜んでくれています。
 「稲門祭奨学金」を受給することで、経済的な援助だけでなく社会勉強までさせていただきました。というのもこの奨学金は稲門祭(本学卒業生である校友の祭典)での記念品販売の売り上げによる寄付から成り立っており、奨学金に採用された学生は稲門祭にボランティアとして協力・参加することになるのです。そこでいろいろな分野で活躍されている卒業生の方々と交流をもつ機会があり、諸先輩方のお話を伺うことで、自分の将来像や「今」すべきことを考えるきっかけとなりました。
 このように奨学金が自分の勉学や成長の糧となっていることをひしひしと感じており、より真摯に邁進していこうと思う次第です。
 奨学金には、成績が特段に良くなくとも経済状況や面接により選考されるものがあったり、また新しい人との出会いにつながることもあります。少しでも関心があればまずは申請してみてください。

私の学生生活を支えてくれる奨学金
人間科学部3年 門司 舞綾(もんじ まりん)
採用奨学金:「創立125周年記念奨学金」「三菱UFJ信託奨学財団奨学金」

 私は、地方出身者で歳の近い私立大学に通う弟がいます。私の家庭の経済状況では私立大学の学費を2人分支払っていくには厳しく、これから先の学生生活はどうしようかと途方に暮れていました。そんな2年生の春に大学から、出願していた民間団体奨学金のお話があり、申請することにしました。今では「創立125周年記念奨学金」と「三菱UFJ信託奨学財団奨学金」をいただいていますが、どちらも給付型の奨学金で学費をほとんどカバーできるほどの金額ですので大変助かっています。この2つの奨学金のおかげで私の学生生活が成り立っているといっても過言ではありません。
 また、奨学生になって良かったことは、経済的な面に加えて他の学生と交流する機会が増えたことがあります。三菱UFJ信託奨学財団の奨学金は、「奨学生の交流会」があり、早稲田大学の学生だけではなく、他大学の奨学生や三菱UFJ信託奨学財団の方々と交流することができます。そこでは、意欲の高い学生が多く、交流を通してたくさんの刺激を受けるので私も他の奨学生に負けないように日々努力していきたいと思っています。
 最後に、奨学金に出願しようか迷っている人は、ぜひ出願することをお勧めします。奨学金は、成績だけではなく経済状況や面接なども加味して採用されるものもありますので、迷ったらまずはチャレンジしてみてください。

 

『Challenge』
奨学金登録から採用者決定までの流れ

 ここでは実際に奨学金を希望した場合に行う手続きをご紹介します。
 奨学金を受給するためには「奨学金登録」の手続きを行う必要があり、この手続きが完了した方だけが奨学金の選考対象者となります。登録の際には『奨学金情報(Challenge)』をチェック!
奨学金登録の時期や方法の詳細を知ることができます。2012年度学部版は現在各学部事務所で配布中。大学院版は2月上旬より各研究科事務所で配布予定です。奨学金を申請する方は、必ず『奨学金情報(Challenge)』を熟読し、所定期間内に奨学金登録を行いましょう。登録までの簡単な流れや日程は以下のとおりです。

流れと日程 奨学課Webサイトリニューアル!


1267号 2012年1月12日掲載