男性学ってどんな授業?

教育学部3年 山本 康太

 

 男性学という学問分野はあまり耳にしないのではないでしょうか。そんな聞きなれない科目について紹介したいと思います。「男のくせにめそめそするな」―神話的にとらえられているこの言葉をさまざまな側面から肯定、あるいは否定していくのがこの授業の目的と言っても過言ではないでしょう。この授業で扱う内容は多岐にわたり、映画、文学、大衆文化、歴史、教育など、実に多様な側面からのアプローチを試みます。これだけの内容を扱うとなると、難しいように思えるかもしれませんが、決してそうではありません。むしろ我々にとって身近なことを扱うので、比較的容易に理解できるはずです。また、担当教員が一方的に教えるのではなく、ゼミのような形式をとっているのもこの授業の特徴でもあります。各回につき数名が大まかに与えられたテーマに基づいて資料を収集し、それをクラス内で発表、その後クラス全員でディスカッションというスタイルをとっています。したがってどのような内容になるかは授業が終わるまでわかりません。何を学べるかは履修者次第です。ただ逆に、やる気がなければ得ることはありません。ゼミ形式の授業なので、各人がやる気を持って臨むことではじめて、授業は成立します。

 この授業を通して学べることとして確実に言えることは、神話的な男らしさが揺らぐということでしょう。一般的に認められがちな権力の象徴、肉体的男らしさだけが男らしいといえるのでしょうか。あるいは、これらは本当に男らしいといえるのでしょうか。現代の世の中にはもっと他の形の男らしさがあるのです。それを見ずにして、神話だけを見続けるのが正しいのでしょうか。答えはおそらく否です。家事や育児をこなす男性こそ男らしいといえるかもしれません。そういったことをこの授業を通して学ぶことができます。

「男性学入門」のほかにも、本学ではさまざまな男女共同参画に関連する授業があります。詳しくは、男女共同参画推進室Webサイト内「男女共同参画関連科目」をご覧ください。
http://www.waseda.jp/sankaku/kamoku/

ゼミのような形式の授業
▲ゼミのような形式の授業

「男性学入門」担当の石原剛先生
▲オープン教育センター設置科目「男性学入門」担当の石原剛先生




1266号 2011年12月15日掲載