監修・執筆:早稲田大学競走部  第88回 東京箱根間往復大学駅伝競走 箱根駅伝特集 雪辱は「箱根」で果たす
今年の箱根は東洋、駒澤、早稲田の 「三つ巴の戦い」

走行練習

 今回の箱根駅伝は、出雲駅伝覇者の東洋大学、全日本大学駅伝覇者の駒澤大学、そして昨年度大学駅伝三冠を達成した早稲田との三つ巴の戦いが予想される。ここ数年の流れを見ると箱根の「山」で好走をすることが優勝の二文字をぐっと引き寄せる。東洋大学には「新・山の神」こと山登り走行を得意とする柏原竜二選手が、駒澤大学には2年連続山下りの6区で区間賞を獲得している千葉健太選手がいる。早稲田の選手がこのような選手たちにどのように挑むのか、見応えのあるレースを繰り広げてくれるだろう。

 

今年の箱根は東洋、駒澤、早稲田の 「三つ巴の戦い」

 「昨年度大学駅伝三冠を達成しながらも、今年度は出雲駅伝・全日本大学駅伝ともに3位と厳しい戦いを強いられております。箱根駅伝でも厳しい戦いが予想されますので、昨年度の覇者としてではなく挑戦者としてこの駅伝に臨もうと思います。昨年度同様箱根の山が勝負のポイントとなり、山での攻防は見応えのあるものになるでしょう。ユニバーシアード10000mを制した大迫傑をはじめとする世界大会経験者など力のある選手の走りに注目がおかれますが、昨年の様に4年間鍛え叩きあげられてきた4年生の好走が本学の結果を左右するでしょう。エリートと呼ばれる推薦入試組の選手と一般入試組の選手が上手にかみ合うことが総合優勝へとつながっていくと思います。総合優勝を目指し、勝利をつかむために貪欲に力走する選手たちに注目をしてください」

  ピックアップランナー 今年の箱根駅伝注目ランナーをご紹介!
山本  修平(スポーツ科学部1年)
大迫  傑(スポーツ科学部2年)
市川  宗一朗(スポーツ科学部3年)


第88回箱根駅伝概要 みんなで応援に行こう!

 2年連続で大学駅伝三冠を目指しましたが今年はすべて力不足で敗戦しました。あぐらをかいていたことに結果が気付かせてくれました。今はチーム全体が自分たちの甘さに気が付き、自分たちでなんとかしようと動き始められていると感じます。今年は他大学も力をつけていてこちらが120%力を出さないと勝てない状況です。一点集中で早稲田らしく戦います。応援よろしくお願い致します。ワセベア

日時: 1月2日(月)〜1月3日(火) AM8:00スタート
コース:東京・読売新聞東京本社前から箱根・芦ノ湖まで 往路5区間、復路5区間の計10区間(217.9km)
URL:http://www.hakone-ekiden.jp/



▲箱根の1区は経験豊富な矢澤が濃厚 ▲「出雲」、「全日本」で力走を見せた三田

▲ 箱根の1区は経験豊富な矢澤が濃厚(左)
▲「出雲」、「全日本」で力走を見せた三田(右)
早スポが斬る! やっぱり早稲田が箱根で勝つ理由  早稲田スポーツ新聞会陸上担当記者 文化構想学部3年 杉山  幸美 

 年々激しさを増す箱根駅伝(以下、箱根)の天下取り! 今季はV2を狙う我らが早稲田大学競走部と、今年度の出雲駅伝(以下、出雲)覇者である東洋大学、全日本大学駅伝(以下、全日本)覇者である駒澤大学の『三強』による大混戦が予想される。「出雲」、「全日本」ともに2校の後塵を拝した早稲田だが、「箱根」の勝利だけは絶対にゆずれない!!
 「箱根」の勝利の鍵は前半にある。伝統的に「先行逃げ切り型」のオーダーを組む早稲田にとって、特に重要なのが1区と2区だ。
 昨季は1区の大迫が後続を約1分引き離し早くも主導権を握ると、2区の平賀翔太(基幹3=長野・佐久長聖)が各校のエースを振り切り首位でリレー。5区で東洋大の“新・山の神”柏原に一度逆転を許したものの、前半に築いた流れがあってこそあの総合優勝へとつながった。
 今季の「箱根」の1区候補は経験豊富な矢澤曜(教育4=神奈川・多摩)か。昨季の「全日本」以来、学生三大駅伝の区間順位は最高6位と振るわなかったが、1年振りの「全日本」では、区間3位と復活の兆しを見せた。花の2区はエース・大迫の起用が濃厚だ。近年は大崩れしないタイプの選手を配置する傾向が強かった早稲田だが、転じて「攻めの2区」とし、ここでリードを奪いたい。
 矢澤と大迫。そして三田裕介(スポーツ4=愛知・豊川工)、平賀、前田悠貴(スポーツ3=宮崎・小林)ら、昨季の箱根優勝メンバーに加え、佐々木寛文(スポーツ3=長野・佐久長聖)、市川宗一朗(スポーツ3=愛知・岡崎)、山本修平(スポーツ1=愛知・時習館)も控えている。また故障により「出雲」、「全日本」を欠場した志方文典(スポーツ2=兵庫・西脇工)が加わればチームにさらに勢いがつく。
 東洋大、駒澤大のカベは厚い。しかし昨季の三冠王者である早稲田が無冠では終われない。「出雲」、「全日本」の敗北を糧に、「覇者」が再び立ち上がる。

写真提供:早稲田スポーツ新聞会


1266号 2011年12月15日掲載