Tokyoハイクに参加して
やっぱり早稲田はヤバい!!


政治経済学部3年 高橋 雄一

 ちょっとした散歩でも早稲田生が行えばドラマが生まれる。Tokyoハイクは早稲田大学の健康促進キャンペーン(健康キャンパス)の一環として行われたイベントで、都内の有名大学に立ち寄りながら、早稲田大学の学生のみならず、他大学の学生、一般の参加者とともに約20kmの行程を歩くという一見シンプルなイベントである。だが、この20kmの中に常識では考えられないさまざまなドラマがあった。

 正直、私はタカをくくっていた。去年も一昨年も100キロハイクに参加し、完歩し切った経験があるため、20kmなら散歩感覚で楽勝だろうと思っていた。が、その油断が元で体調管理を怠ってしまい、当日の朝は睡眠不足による猛烈な眠気と頭痛、胃の痛みに(さいな)まれる最悪なスタートとなった。

 歩いてすぐに、息が切れた。体力がみるみるうちに失われていくのが実感できた。友達に励まされながらも、頭の片隅にリタイアの文字がチラついた。自分の中で無意識に限界を作っていたのかもしれない。だが、実際にはハンデを抱えてTokyoハイクに臨んでいる参加者は私以外にも多数いたのだ。ある参加者は不慮の事故で道中靴を失ってしまいながらも、諦めずに歩いていた。ある参加者はサークルの関係で前日一睡もできず、徹夜の身体をおして歩いていた。また、ある参加者はなんと松葉杖で歩いていた。

 このイベントの目的が健康促進ならば、本来ならばすぐさま帰宅を勧めたいところだが、うつむいて歩く私を尻目に、彼らはハンデをものともせず平然と歩いて行った。自分もたいしたことないな…そう思った時、不思議と気持ちも体も軽くなり、最終的には無事ゴール地点の大隈講堂に辿り着くことができた。

 Tokyoハイクを通して、大げさに言えば私は自分の中の精神的な壁を破ることができた。きっとそれは、どんなことにも本気で取り組み、自分に言い訳をせず、一度目標を決めたならばどんな困難に遭おうとも必ず成し遂げるという、早稲田魂の片鱗に触れることができたからだろう。本記事を読まれた諸姉諸兄も、ぜひとも来年は参加していただきたい。

講演中の土井先生。この講演会は健康キャンパス事業での取り組みと学生早健会との共催で開催されました。
▲休憩所となった法政大学に入る参加者たち


講演後に関係者で記念撮影。2列目右から2番目が筆者
▲ゴールの大隈講堂でワセダベアーと記念撮影する参加者たち

 
1262号 2011年11月17日掲載