震災復興支援ボランティア特集〜届け! まごころ〜
内  容:ホテル、避難所などでのコンサート
参加団体:早稲田大学グリークラブ
時  期:9月3日㈯~ 6日㈫ 
場  所:岩手県藤沢町、宮城県石巻市、福島県川俣町
  内  容:がれき拾い、草刈り
参加団体:ボクシング部
時  期:8月9日(火)~11日(木) 
場  所:岩手県陸前高田市、宮城県名取市
早稲田大学グリークラブ所属
教育学部2年 岡部 大悟


 被災地での公演活動を通じて私は貴重な経験を得ることができました。歌には人を感動させる力があることを実感できたことが特に貴重でした。演奏を聴いて涙を流すお客様を見かけ、心のこもった挨拶をして下さった主催者や早稲田のOBの方々のお話を聞く中で、自分がこれまで練習してきた歌が人の心を動かせることを知り、胸が熱くなりました。これからも精進するとともに、今回のような活動に積極的に参加していきたいと思いました。
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ボクシング部 所属
法学部1年 岡崎 銀雅


 ボクシング部は8月初旬に、岩手県陸前高田市などに行き、草刈りなどの作業を行ってきました。
 活動が終わった後、被災された方とお話ができる機会があり、その時の状況を知ることができました。言葉を詰まらせながらも話して下さったのは私たちに3月11日のことを伝えなくてはいけないという気持ちからだと思います。話を聞いた私たちがそれを周りの人に伝えるということも支援だと改めて感じました。
 震災から半年以上が経った今でも、そしてこれからも復興にむけて長期的な支援が必要です。私は今回のボランティアを通じて自分にもできることが多くあることを学びました。そのことをみなさんにも現地で感じてもらい、今回の大震災について考える機会を一度でも多く持ってもらいたいです。

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内  容:高寿園、高田病院での演奏・
     パフォーマンス活動
参加団体:パントマイム 舞☆夢☆踏、
     早稲田フィルハーモニー管弦楽団
時  期:8月9日(火)~11日(木) 
場  所:岩手県陸前高田市、宮城県名取市
2 内  容:灯篭づくり、イベント警備、
     誘導、会場設営、撤収
時  期:8月12日(金)~14日(日)
場  所:宮城県名取市閖上中学校/名取川ほか
パントマイム舞☆夢☆踏所属
教育学部2年 宮城 絵美


 現地を訪れて、一番印象に残ったのは、人々が温かく笑顔で迎えてくれたことです。その笑顔の中には、自分がどのような状況にありながらも、他者を気遣う気持ちや、協力して前進していこうという強さがあったように思います。人を支えているのは人とのつながりで、地震でその多くを失った人も、今、新しいつながりを糧に頑張っているのだと思うと、被災地から離れた場所にいる私たちこそ、そのつながりを断つことなく、関心を持ち続けることが大切ではないかと思いました。
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人間科学研究科
修士課程2年 金 学


 私は、今年8月にWAVOCが主催する東日本大震災の復興支援活動の一環で「なとり鎮魂灯篭流し」に参加しました。
 最初少し驚いたことは、留学生が参加総人数の約半分を占めていることでした。この活動に参加する原動力は、日本、そして日本人のことを本当に愛していることだと思います。もちろん私もその中の一人です。
 私は留学生として、5年前に来日しましたが、周りの日本人の方々にいろいろ本当に親切に接していただきました。、この感謝の気持ちを忘れることなく絶対いつか何らかの形で日本のために何かをしたいとずっと思っていました。
 WAVOCのおかげで、この様な素晴らしい活動に参加できたことをとても光栄に思います。機会があれば、またぜひとも参加したいです。

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内  容:駅前や公民館などでのコンサート
参加団体:早稲田大学マンドリン楽部、
     早稲田大学 津軽三味線愛好会 三津巴、
     早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブ
時  期:9月16日(金)~19日(月) 
場  所:岩手県田野畑村、岩泉町、宮古市
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早稲田大学マンドリン楽部所属
社会科学部3年 片桐 大


 9月16日~19日の日程で被災地である岩手県で演奏活動を行いました。WAVOCの紹介により実現した今回の演奏活動ですが、個人的には非常に印象に残る活動となりました。3箇所を巡って演奏したのですが、どの場所も現地の方が優しく、こちらが逆に元気をいただくほどでした。自分たちが精一杯演奏し、お客さんがそれを聞いて感動してくれる。演奏者としてはこれ以上ないほどのやりがいを感じる活動でした。今後このような活動が増え、被災地の方々が元気を取り戻していただければと願っています。

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社会科学部2年
鶴岡 大和


 私が所属するCommunity AIDS Projectは、WAVOC主催のプロジェクトとして今年の8月に福島原発から3.5キロ圏内にある福島県立双葉高校の生徒11人に1週間の学習支援を行いました。
 活動内容は栃木県のNPO施設で高校生と寝食を共にして勉強を教えるものでした。そこでは、避難という環境の中でも頑張る高校生の若さに圧倒されましたが、その明るさの裏で彼らは「差別」の問題に直面していました。
 「放射能のせいで自分たちは汚い存在」。学習支援の最終日。やり場のない高校生の言葉が胸に刺さりました。福島ナンバーという理由で洗車を拒否されたなどの差別の体験は、高校生に「自分たちは汚い存在」という意識を植え付けていたのです。
 私はそれまで放射能の差別があることを知ろうともしませんでした。差別が存在することを認めたくなかったからです。元の姿に戻りゆく東京で無意識のうちに震災を箱の中に入れて蓋を閉じ、過去のものとして自分で終わりにしていたのです。しかし、終わりにする解放感の裏で箱の中の高校生は差別に苦しんでいました。
 高校生の言葉を聞いた私は「震災を自分で終わりにしていた自分」を彼らに話しました。それにも関わらず、高校生は私を受け入れてくれたのです。その体験を通じて問題を終わりにしないのも自分であることに気づきました。一緒に勉強する1週間の生活で彼らとの間に「信頼」が生まれ、東京と福島の距離が縮まったように感じたのです。
 原発事故の中で高校生は誰を信じればいいのかわからなくなっていました。しかし、その中でも今回の学習支援で築いた信頼関係は彼らをきっと支えてくれるのだと思います。私にとっては原発が生活の深くまで入り込んでいることを意識する時間となりました。今後も原発を自分の問題として捉え、差別に向き合っていくことで高校生たちの支えであり続けたいです。

社会科学部2年 鶴岡 大和さん
▲社会科学部2年 鶴岡 大和

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▲勉強の合間にフットサル大会。
 写真右奥が鶴岡さん


WAVOCを活用しよう!

今回の東日本大震災復興支援におきまして、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)から1263名(9月末時点)の大学生、教職員らがボランティアに参加しました。WAVOCでは、今後もボランティアを募集・派遣してゆきます。皆さんのご協力を宜しくお願い致します。

活動報告・募集情報はコチラ➡http://www.waseda.jp/wavoc/support/

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1259号 2011年10月27日掲載