こんな授業!どんなゼミ?

社会言語学で
世界とつながるゼミ

国際教養学部2011年3月卒業 菊地 達哉

 

 「社会言語学」を専門とする飯野公一ゼミのモットーは「メリハリ」。遊ぶときは思いっきり遊ぶ。でも授業のときや卒業論文の研究に対しては真剣に取り組む。オンとオフをきっちりと区別することで、研究も遊びも充実させることができる。ゼミの授業はゼミ生一人ひとりの研究についての報告を中心に進められる。毎回数人のゼミ生が、各自の研究の進捗について発表する。それに対して先生から鋭い指摘やアドバイスがあり、他のゼミ生からもさまざまな意見が出される。毎回、発表の後には、ゼミの中で熱い討論が繰り広げられ、それが個々の研究をより良いものへ導いてくれる。

 韓国や中国、台湾からの留学生もいるので、ゼミ内言語は英語の使用頻度も高い。ちなみに卒業論文は英語で書く。基本的には「社会言語学」がテーマのゼミだが、グローバリズムなど、社会全般のさまざまなトピックを扱っている。たとえば2010年度の卒業論文のテーマには、「オーストラリアの言語政策」、「外国人の介護福祉と言語問題」から、「占いの言語学」、「ジブリ映画にみられる理想的家族像のディスコース分析」まで、幅広いジャンルのトピックがあり、先生が個々のトピックに合った調査方法や構成の仕方を丁寧に指導してくれる。卒業生は、グローバル企業で活躍したり、海外の大学院へ進学したりする者が多い。

 また、飯野ゼミの活動は教室内にとどまらない。2011年1月にはフィールドトリップでタイを訪れ、チュラロンコン大学とタマサート大学の大学生と交流をしてきた。「交流」と言っても単に合同授業をするだけでなく、滞在中、毎日のようにタイの大学生と遊びにでかけることで、彼らの考えていること、タイで流行っていることなど、タイの同年代の若者の生活を直接知ることができた。飯野ゼミでは、この他にも、ゼミ合宿をはじめとして、海や山での課外活動や朝の築地市場に行くなど、ゼミ生同士が話し合って企画して、教室の外での活動も積極的に行っている。残りの学生生活を有意義な、楽しいものにしたい人は、ぜひ、飯野ゼミに来て欲しい。

 

安彦先生の一言にハッとすることも多い
▲ゼミのモットーは「メリハリ」。集合写真ではゼミ内の雰囲気が分かるこのスマイル♪

子どもの「今」を知る多くの資料が配付される
▲ゼミでは活発な議論が展開される


1258号 2011年10月20日掲載