テスト勉強はかどっていますか?

法学部2年 新井さん

文学部3年 辛さん

創造理工学部2年 木村さん

人間科学部4年 茨木さん
あなたはどっち派?〜自分なりのまとめを整理しましょう〜
古月教授古月 敬之
理工学術院 教授 (情報生産システム研究科)

Profile: 1962年中国福建省生まれ。1986年中国中山大学修士修了、1997年九州工業大学博士修了。中国中山大学助教、講師、九州大学助手、本学情報生産システム研究科准教授を経て、2008年から現職。計算知能工学、ソフトコンピューティングなど研究
 勉強するスタイルは大きく分けて2パターン。一人で黙々とやるのが好きな人もいれば、ほかの人と情報交換しながらすすめるのが得意な人もいますよね。ここでは古月敬之先生(大学院情報生産システム研究科)に効果的な学習システムについてご指導いただきます。「一人でガッツリ」か「友だちと協力しながら」か。あなたはどっち派?

 勉強方法として、「一人で勉強するやり方」と「集団で相談しながら勉強を進める方法」という2つのスタイルがあるとよく言われていますが、どちらがより有効でしょう。私の経験では、集団で相談しながら勉強を進める方法は一見して効率がいいように感じますが、実際には集団の相談に頼りすぎると学力の向上にはよくない場合があり、一人で勉強することを基本にして必要に応じて集団での相談を利用する方がより効率的です。

 高校までの勉強とは異なり、大学での勉強(特に理系)は、「講義内容の理解」と「まとめの整理」という2つの重要な要素で成り立っています。講義内容の理解では、教科書や講義ノートなどに沿って講義の内容を1つずつ理解していきます。理解できないところがあれば、まず一人で参考書などを調べてもう一度考え直してから、必要であれば先生やクラスメートに相談をします。まとめの整理では、講義内容の理解を元に、教科書以外の参考書や本も読んで自分なりの知識を有機的に体系立てて組立てます。講義内容の理解を深めて各トピックごとの関連性を見出し、自分の言葉で自分だけの知識体系を整理するのです。「講義内容の理解」では、集団で相談しながらの勉強も効果的ですが、「まとめの整理」は、学力を向上するために、自分なりの知識の有機的な体系を構築するので、一人で勉強することが重要と言えます。

 
頭が冴えるレシピをご紹介♪
1.ひじきと大豆の炊き込みご飯  記憶力・集中力アップには卵や納豆などの大豆製品、精白米などに多く含まれる脂質の中でもレシチンという栄養素が効果的です。朝食に「卵納豆かけごはん」は最高の組み合わせです。納豆が苦手な方には、このひじきと大豆の炊き込みご飯がおすすめです。  材料(お米2合分)  米 2合 乾燥ひじき 1/2袋(6g)10分位水で戻して洗う 大豆(缶や袋入り) 1缶(100g位) ニンジン 1/2本 油揚げ 1枚 桜エビ 大さじ2(お好みで) だしの素 小1(A) 酒・しょうゆ 各大1(A) 三つ葉(茹でて刻む)  作り方 ❶お米をとぎ、Aを入れて炊飯器の水加減に合わせる。 ❷水を切ったひじき、大豆、千切りにした人参、縦半分にして千切りにした油揚げ、桜エビを加え炊飯する ❸炊きあがったらよく混ぜ、器に盛り、三つ葉をのせる  ◦調理時間 下ごしらえ10分、炊きあがり(炊飯器により)30分~1時間 ◦エネルギー(1人分) 314kcal 2.ゆで豚サラダ   豚肉にはビタミンB₁、ピーナッツにはナイアシン、ニラには葉酸とどれも脳の機能に関係しているビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB群は神経の伝達をスムーズに行うので、これで記憶力を高めましょう。  材料(1人分) 豚ロース薄切り肉 	 80g ニラ 	 3本位 もやし 	 1/4袋 ニンジン 	 1/4本 ゆで卵 	 1/2個 ピーナツ 	 大さじ2 胡麻ドレッシング  作り方 ❶ピーナツをビニール袋に入れ、棒でたたいて砕いておく  ❷ニラは3㎝位の長さに切り、千切りにしたニンジン、モヤシを一緒にしてサッと茹でてザルにあげて(レンジで加熱してもOK)皿に盛る ❸沸騰したお湯に豚肉をヒラヒラと入れて茹で、野菜、ゆで卵(うずらの卵を半分に切っても可)を盛った皿にのせ、砕いたピーナツをかける  ◦調理時間10分  ◦エネルギー 365kcal
枝豆とトマトのサラダ

【材料】(2人分)
・トマト 1個
・冷凍枝豆(殻付)120g
・好みのドレッシング

【作り方】
●湯むきしたトマト(皮が気にならなければそのままでもOK)を一口大に切り、解凍して殻から出した枝豆を加え、ドレッシングで和える

さば缶のチーズ焼き 【材料】(1人分)
・さばの味噌煮缶 1/2缶 ・キャベツ 2枚
・しめじ(舞茸でも可)1/4パック ・じゃがいも 1/4個
・キムチ 少々  ・バター 少々(3g位)
・スライスチーズ 1枚  

【作り方】
●キャベツは洗って1口大に切り、しめじはいしづきを取り小房に分け、じゃがいもは皮をむき、スライサーや皮むき器などで薄切りにする
●キャベツ、しめじ、じゃがいもをまとめて、電子レンジで2分くらい(機種により違いあり)加熱し、しんなりさせる
●耐熱皿に野菜を敷きさばの味噌煮缶を1口大の大きさにして並べ(缶汁ごと)、キムチ、バターを散らし、スライスチーズをのせて、トースターで5分くらい焼く(チーズに焦げ目が付くくらい)

完成品

<調理時間 5分以内> <エネルギー 72kcal>

・記憶力・集中力アップには卵や納豆などの大豆製品、精白米などに多く含まれる脂質の中でもレシチンという栄養素です。朝食に「卵納豆かけごはん」は最高の組み合わせです。
納豆が苦手な方には、1.ひじきと大豆の炊き込みご飯がおすすめです

完成品

<調理時間 12分> <エネルギー 365kcal>

・さばやいわしのような青背の魚には記憶力や学習能力を高めるDHAが豊富です。旬の魚を日頃から食べましょう。

鶏肉のゴマピカタ
【材料】(1人分)
・鶏むね肉(鶏ささ身や豚ひれ肉、イワシなどでも可) 80g ・溶き卵  1/2個強
・小麦粉 少々
・黒ゴマ 大さじ1.5
・オリーブ油 大1/2  


【作り方】
●鶏むね肉は1~2㎝の厚さに切り、塩をふり、薄く小麦粉をまぶす
●溶き卵に黒ゴマをまぜ、粉をまぶした鶏肉につけ、オリーブオイルをひいたフライパンで両面をしっかり焼く(中火で5~6分)

<調理時間 7~8分> <エネルギー 210kcal>

 

※豚肉以外にも青魚を食べることで、記憶力や判断力を高める「DHA」を多く摂取することができます。

 夜食を食べすぎると、朝、空腹感が得られず朝食抜きになりがちです。脳を働かせるために大事な栄養素は、ご飯やパン、めん類に多い糖質です。ですから、夜食よりも朝食が重要で、朝起きたらすぐご飯やパンで体のガソリンを満タンにしましょう。また、食事のエネルギーが脳で使われるには食後2時間くらい必要なので、試験時間から逆算して2時間前に朝食を摂るのが理想的でしょう。夜遅くまで勉強して、眠気覚ましにブラックコーヒーだけで家を出るよりは、試験の日は砂糖を入れて、脳のエネルギー源を補給した方が良い結果になるかもしれませんね。


 
1249号 2011年7月7日掲載