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「日銀グランプリ」への挑戦と成長

商学部(2010年度卒業) 阪上 賢太


 2009年12月5日。私は同じ商学部の友人である大澄好成、木村知晶と日本銀行本店で日銀副総裁をはじめ日本経済界を代表する人物たちの目の前に立っていた。「日銀グランプリ」という論文コンテストの本戦の場で、金融・経済教育の意義についてプレゼンするためだ。私は友人たちと『金融経済教育ビッグバン』という論文を共同執筆した。

 私がこの論文に取り組もうと思った理由は、「本気で取り組んだ」と自信を持てることに挑戦したいと思ったからだ。その思いに共感してくれた友人たちと、大学3年時に日々、調査や議論などに本気で打ち込んだ。

 私たちの世代は、少子高齢化で経済が右肩下がりと言われる時代に育ってきた。そのため、これからの時代を生きていくためには、金融・経済の知識、すなわち「金融・経済リテラシー」が不可欠だという思いが以前からあった。そして、今回それを論文としてまとめて提出した。結果、応募数121の中から上位5作に選ばれ、自らの案をプレゼンする機会を得た。プレゼンの持ち時間は30分。その中に質疑応答の時間が15分あり、厳しい質問を次々に受けて応答に窮することが度々あった。やはり、第一線で活躍している人の指摘は「するどい」と感じると同時に、「いつか自分も絶対に肩を並べる人間になってやるぞ!」と自分を奮い立たせてくれた。

 コンテストの結果は敢闘賞となりグランプリには及ばなかったが、この経験は私にとって大きな財産となった。社会を見渡せば「すごい」と感じる人はたくさんいて、井の中の蛙になっていては駄目だと痛感させられた。最近の若者は“内向き志向”、“草食系”などと言われるけれど、大人たちに「すごい」と感じさせられるように、これからも自分を磨き、成長し続けたいと思う。

「日銀グランプリ」とは、大学生が金融経済分野の小論文を執筆し、プレゼンを行うコンテスト。

当日のプレゼンテーションの様子
▲当日のプレゼンテーションの様子


右から大澄好成さん、阪上賢太さん(筆者)、木村知晶さん
▲右から大澄好成さん、阪上賢太さん(筆者)、木村知晶さん

 
1244号 2011年6月2日掲載