スダディ・アブロード 連載「ぐろーかる・らうんじ」は「スダディ・アブロード」に名称変更しました

From Waseda to Thailand
WASEDAからタイへ

国際教養学部 4年
佐藤 詩織さん

佐藤 詩織さん


タイとの出会い
 佐藤さんのタイとの出会いは高校1年生のとき。「アセアン基金で夏休みを利用してタイ東北部に留学しました。その時の体験や人とのふれあいが忘れられず、その後に何度もタイへ足を運びました」。佐藤さんは2008年8月から2009年9月まで、念願かなってタイのチュラロンコン大学に、交換留学生として留学した。

 日本では知られていないが、タイの大学は制服着用が義務付けられている。「制服姿だと日本人は、現地タイ人や華僑と余計によく間違われるので。『なんでタイ語話せないの!』なんて言われましたね(笑)」。日本人や留学生が少なかったのも、現地の人たちとの関係を密にする恵まれた機会だったと話す。

充実の学外活動
 留学中は色々な活動に参加した佐藤さん。「一番の思い出はキャンプ部でのボランティア活動でした。キャンプ部は建築学部や教育学部など、さまざまな学生からなる団体で、毎年春と秋、地方の農村部でボランティア活動を行っています。、図書館建設、トイレ造り、食事準備、課外授業、遊びなど、さまざまな背景を持つ学生が、得意分野を生かす総合ボランティア活動でした」。タイ留学では、いわゆる「途上国」の現場やその必要を、肌身で感じることができる。「立地を生かしてタイ国内だけでなく、隣国のラオスなどにも足を運びました。特に国際協力などで必要な、『地に足のついた』体験できるのが魅力的です」と話す。

タイ留学を目指す人へ
 「留学前にタイ語の学習は、絶対に少しでもいいからやってください。できるかどうかよりも、タイの言語・文化を理解したいという『やる気』を見せることが大事! 後は能動的に活動などへ参加することです。タイ人は気持ちがまっすぐで優しい人たちです。みなさんの『やる気』は必ずタイ人の心に届くし、彼らは心からの優しさで応えてくれます。私も友人とのパーティーでは日本食を作って振る舞ったり、それで親しくなった友人宅にその後ちょくちょくお世話になったりしました」とアドバイスする。

 佐藤さんは卒業後はタイで働きたいと考えている。また国際協力の継続を見越し、環境やエコ対策などにも関心を寄せている。「私は企業への就職を希望しますが、できる範囲でタイへのボランティアや協力は惜しみません!」。佐藤さんが切り開く、タイと日本の新時代の関係に期待したい。

タイの大学では制服着用が義務
▲タイの大学では制服着用が義務


キャンプ部の仲間たちと
▲キャンプ部の仲間たちと

 
1212号 2010年4月15日号掲載