何をしてるの? 特別編 卒業が終わりではない、ここから永遠の早稲田魂が始まる

応援部リーダー
教育学部4年 山本遼太郎
政治経済学部4年 山内耕平
教育学部4年 中村光一
商学部4年 柳澤隆広

 

 炎天下の神宮球場でも、雪降りしきる箱根山中でも、いつも応援部は真っすぐ前を見つめている。どんなに辛くても、「辛い」とは決して口にはしない。「秘すればこそ、花。それが応援部なんです」と山内さんが静かに微笑む。高校では就職組に入っていたのに、オープンキャンパスで応援部のデモンストレーションを一目見た途端「早稲田に入りたい!」と進学組に転向。見事執念の合格を果たした山本さんも「ひたむきに何かに打ち込む姿は、ほんとうに美しいと思いました」と当時を振り返る。

 この4年間、同期の4人が打ち込んできたのは「その場にいる全員の思いを応援する形でひとつにして伝えるためには自分たちは今、何ができるか?」ということ。競技場で応援をする以外にも、学内でプレゼン活動をするなどそれぞれ自分なりにいろいろ取り組んできた。「手探りでもやっていくうちに、自信がついてきました。これだと思った道は、少しずつでもしっかり進んでいくことが一番の近道なのかもしれない」と柳澤さんが話す。応援部の一員として過ごしてきたなかで、早稲田ならではの思い出も数えきれない。「英文法の第1回目の講義で、応援部なら一番前に着席すべし!と着席していたら、担当教員に『お?応援部か?なら君は"優"だ!』と言われ早稲田っぽいなぁと。みんなで大笑いして、一気に仲良くなったのも忘れられない思い出です」。早稲田を愛する先生らしい冗談を思い出しながら、中村さんが笑った。
 学ラン・黒靴の正装は、時として孤高であり、一種独特の緊張感も感じる。「もしかしたらそれは、僕たちがいつも心のどこかメ一期一会モということを思いながら応援しているからかもしれません」。可能性を信じて入学した早稲田で、応援を通してさまざまな出会いがあった。応援することで、誰かを思い、そして誰かとつながっていくことを感じる日々だったという。だからこそ「何度もある中の1回の応援」ではなく、「今ここでしかない応援」をしてきたと自負している。

 学生時代に培った早稲田への母校愛は、卒業することで終わるわけではない。「むしろこれからの長い人生の中で、ずっと自分を支えてくれるひとつになるのではないでしょうか」山本さんの言葉に、山内さん、中村さん、柳澤さんの3名も力強く頷いた。

BIG-BEARS
「逞しい根に美しい花を」という言葉が応援部にありますが、まさにこの言葉通り、輝くほんの一瞬の為に忍耐を鍛えた4年間でした。
どんな時も、いつもチアリーダーズの仲間がいて、この4年間で得たものは、はかり知れません。選手を応援する身でありながら、気が付くと多くの方々に応援され、温かく支えていただき、この部で4年間過ごせたことを誇りに思います。
応援部チアリーダーズ
国際教養学部4年 石崎絢子


吹奏楽団
責任者になり、私は「あいさつ」というスローガンを掲げた。「あいさつ」の内容は挨拶・相察・愛察の3種類。挨拶は部活の上級生や、お世話になっている人への挨拶を徹底する。次の相察は、常に周りを感じて思いやりの気持ちを持って演奏することをこころがける。3つめの愛察は、注意、叱責をされることがあっても、そこに存在する愛を察すること。この3つを徹底した。結果、我々自身、そして音色も変わった。これが私の4年間だ。
応援部吹奏楽団
第二文学部4年 加茂慶大

 

リーダー幹部メンバーが入部したての頃

黄金色の銀杏並木の中で
▲黄金色の銀杏並木の中で
左より中村さん、山内さん、山本さん、柳澤さん

演劇博物館前にて
▲演劇博物館前にて

 
1207号 2010年1月14日号掲載