世界・地域の食卓から スイスの郷土料理

ビュンドナー・ゲルシュテンズッペ (グラウビュンデン風大麦のスープ)

 スイスはドイツ語圏ではソーセージ、イタリア語圏ではピザやパスタなど、言語圏によって多様な食文化がある。そんなスイス料理から、ヴィリ・アンドレアさん(日本語別科09年修了)に、地元グラウビュンデン州の郷土料理ビュンドナー・ゲルシュテンズッペをご紹介いただいた。

Ingredients(3~4人前)
タマネギ…20g  
ネギ…30g  
ニンジン…30g 
セロリ…10g 
生ハム…15g 
ハムかベーコン(ビュンドナー製のハムなら最高!)…15g
大麦…80g  
バター…15g 
コンソメ…1.5リットル分
クリーム(150g)とホイップクリーム(150g)

Recipe
1 野菜と肉をサイコロ状に小さくきざむ。

2 野菜を大麦と一緒にひたひたのお水で下煮して蒸らす。

3 コンソメスープを注ぎ、1時間半ぐらい弱火で煮る。

4 味見しながら塩、コショウ、水を入れ、スープの濃さを調整する。

5 クリームを入れ、もう一度煮る(あればナツメグを入れる)。

6 皿に盛り付け、ホイップクリームを添えて完成。

ビュンドナー・ゲルシュテンズッペ

 

広大なスキーリゾートが自慢のグラウビュンデン州!
▲広大なスキーリゾートが自慢の
グラウビュンデン州!

Story
ヴィリ・アンドレアさん
▲ヴィリ・アンドレアさん
 このビュンドナー風のスープ(ズッペ)は、東スイスのグラウビュンデン州を代表する伝統料理です。この州は山が多く、スキーリゾートとしてヨーロッパ中に知られています。1948年には、サンモリッツで冬季五輪が開かれたんですよ。冬場に人気の料理で、寒さの厳しいアルプスの冬を乗り越えるにはもってこい。特に固めのライ麦パンを浸して食べると最高です!
 私は10歳の時、初めて母と一緒にこのズッペを作った思い出があります。母から娘へとその味が受け継がれますが、友人の家で全然違う味のズッペを食べて、びっくりしたこともあります。その頃はよく母が作ってくれたのですが、特に風邪をひいたときなどに食べたため、実はあまり好きな料理ではありませんでした。でも大人になるにつれて好きになり、今は故郷を代表する大好きなお料理です。作り方も簡単なので、皆さんもぜひ作ってみてください。
   
1204号 2009年12月3日掲載