全日本学生柔道体重別選手権大会。大学柔道の頂点を決める歴史ある大会であり、年に一度日本武道館で行われる。まさか私がこの大会の畳の上に立っているとは入部当初には想像もつかなかっただろう。
私は系属校(早稲田高等学校)から入学・入部した。高校時代突出した実績もなく、全国の舞台には夢のまた夢であった。当時の柔道部は、全国大会に出場し入賞した先輩方も数多く在籍していたが、実績もなく力量もない私を快く迎え入れてくれた。しかし、稽古は厳しかった。全国に名を轟かす選手との試合形式の練習(乱取り)では毎日投げられ、また高校時代とは比にもならない練習量についていけず当初はとても苦しかった。2年次には右足に大怪我をし、1年間柔道ができないこともあった。
だが、私が柔道を続けることができたのは多くの「仲間」がいたからだと思う。稽古中は厳しい先輩も一度道場を離れれば良き“兄貴”であった。よく食事にも誘っていただき相談にも乗っていただいた。休日にはOBの方々も私たちに稽古をつけてくださった。
そして何よりも同期という存在が私を支えてくれていたのだと思う。練習が辛くて苦しいときも、昨年29年ぶりに早慶戦で敗戦し、寮で一晩中悔し涙を流したときも、私が全日本学生の出場権を獲得したときも、常にそこには同期の仲間たちがいた。その柔道部の多くの「仲間」や指導してくださった先生方、大学関係者の皆様、そして家族の支えがあったからこそ今の私があるのであり、決して感謝の気持ちを忘れてはならない、と、部を引退した今そう強く思う。
柔道部は今年で創部112年という歴史と伝統のある部であり、柔道部で4年間全うできたことは私にとって一生の誇りになると思う。
現在柔道部は月曜日を除く週6日、生協隣の体育館で練習しており、経験を問わず部員、マネージャー・トレーナーを随時募集している。ぜひ道場に足を運んでみてほしい。
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