思い出のメダルはレンガ製!
今年6月27日から7月5日にかけてアメリカ・オハイオ州カントンで開催された、国際アメリカンフットボール連盟主催ジュニアチームの世界選手権。日本代表のディフェンスライン※として3位という好成績を収め、獲得した銅メダルは、なんとレンガ製だった。「なんでレンガなんだろうと、最初はびっくりしました」。開催地でも生産され、頑健さと持続性のイメージを持つレンガが、メダルの素材として選ばれたという。「代表チームのメンバーと表彰式の後、メダルをかけて記念写真を撮りました。思い出の品ですね」。メダルを見ると代表チームでの日々がよみがえる。
本学高等学院時代からアメリカンフットボールを続けてきたが、国際試合は初めて。「外国の人とプレーすること自体が未知でした。今まで海外に行ったこともなかったんです。生活に慣れるのが大変で到着して3日目のドイツ戦は、時差ぼけで体が思うように動きませんでした」。初戦となったドイツ戦では序盤にリードを許すも、徐々に巻き返して逆転勝ちした。
続くカナダ戦では外国人選手の身体能力の高さに驚かされた。「ボディバランスが全然違うんですよ。体が大きくて足も速い。どんなにいいタックルをしても止められないのは、今までないことでした」。体格差に戸惑いながらも善戦し「勝てる」と感じるほどの手応えを得たが、終了12秒前に逆転され、惜しくも勝ちを逃した。
「JAPAN」のユニフォームが持つ力!!
代表のチームメートには、高等学院時代に全国大会の決勝戦で2度敗れた、かつてのライバル高校の出身者も数多くいた。「一緒にプレーするのは不思議な感じでしたが、普段は聞けないことをいろいろ話せたんです。同ポジションの選手とは、練習方法や技術面についていい情報交換ができました」。
大会中同じ寮だったメキシコチームとの3位決定戦の前夜、この相手には「絶対負けたくない」と結束していた。「メキシコの選手たちは試合の前日なのに、花火をして盛り上がっていて、緊張感がなかったんです。文化の違いかもしれませんが、負けるわけにはいかないと思いました」。
必勝を期したメキシコ戦は一番リラックスした状態で体もよく動き、持ち味の「思い切りの良さ」をフルに発揮した。結果は完勝。「『JAPAN』と入ったユニフォームを着てプレーするのは、特別な感じがあります。『君が代』も流れましたし、U-19なので、二度と経験できない特別な時間でした」。
記念のメダルとユニフォームは、さらなる飛躍へのステップとなるだろう。 |