わせだかいわい 

コズミックセンター プラネタリウム

球体の正体はプラネタリウム!
 西早稲田キャンパス(旧・大久保キャンパス)の近くを歩いていると、球体の施設を持つひときわ目を引く建物がある。ぴかぴか輝く球体の正体は、コズミックセンター8Fのプラネタリウムだ。平成4(1992)年に移転してから、同地でずっと星空を映し出してきた。

 現在、大きく分けて「学習投影」と「一般投影」のプログラムがある。メーンの「学習投影」では、新宿区内の幼稚園・保育園・小中学生を対象に、それぞれの学習状況に応じた天体解説を実施する。「学習投影」のない土・日曜日など(利用案内参照)は、一般向けに公開する「一般投影」も開催。このプログラムでは、テーマに沿って作られた映像(秋は天文学者・ケプラーに注目)を前半に流し、後半は季節の星座を紹介する。

 月1回程度の特別企画もあり、星空と楽器の生演奏のコラボレーションを堪能できる「星空コンサート」や、絵本・紙芝居を投影する「星空おはなし会」なども楽しめる。

投影の舞台裏
 投影を担当して4年になる林和之さんは元小学校の教員だったという。「区の教育センターが財団に業務を委託していることもあり、投影を担当する3人は、もともと小学校や中学校の教員でした。必ずしも天文が得意分野だったわけではないので、初めのうちは苦労もありました」。1年目はプログラムのマニュアルに従うだけで精一杯だったが、やがてそれだけでは物足りなさを感じるように。現在は観客の反応を考慮したアドリブも加える。「プラネタリウムを見た日の夜、せっかく空を見上げたのに、説明された星空と違ったら がっかりしますよね。だから、その日実際に見える位置を補足して説明するようにしています」。

 投影で説明することをきちんと自分の目で確かめておきたいと、毎日欠かさず空を見上げている林さん。今年は皆既日食を見るため、中国まで足を運んだ。「杭州まで行って、中心部からさらに6時間くらいバスに乗りました。いざというときに曇ってしまいましたが、それでも薄暗くなる瞬間を味わえました。皆既日食の間、セミの鳴き声が倍くらいの大きさになったのは印象的です」。教員経験を生かした巧みな話術と星への思いが、プログラムをより充実させている。

 投影機は長年使用しているオーソドックスなタイプ。細かな星までは再現しないが、その分、実際の夜空で星が見えるときに近い「レトロな暗さ」を体感できそうだ。

コズミックセンター プラネタリウム


球体が目印になるコズミックセンター
▲球体が目印になるコズミックセンター




【利用案内】
■一般公開 原則毎月第2土曜日、第3日曜日、第4土曜日のほか、GW・夏休み・冬休み
等も開催。特別企画もある。詳細は下記Webサイトを参照。
■入場料 高校生以上は300円。幼児・小・中学生は無料。※入場券は投影開始30分前から
発売。投影開始後の入退場は不可。特別企画の入場料に関しては下記Webサイトを参照。
■URL:http://www.regasu-shinjuku.or.jp/

コズミックセンター地図

 
1198号 2009年10月22日掲載