5歳の時にテレビで見た世界選手権。選手の滑りやジャンプに「すごい!」と感動。翌日には近所のスケートリンクの氷上にいた。「とにかく滑るのが楽しくて毎日滑ってました」。日増しに上達し、自然とフィギュアスケートの道へ。高校在学時に、ジュニアグランプリシリーズで優勝し、競技選手としての手応えを得た。
2007年に本学入学後も着実に競技成績を挙げ、今シーズンはユニバーシアード2位の好成績も収めた。同大会の開会式では旗手を務めて「気持ちがグッと高まり、本番ではいい演技ができました」と振り返る。
武田さんといえば、まぶしいくらいの笑顔が印象的だ。「意識してるの? ってよく聞かれるんですけど、意識せずに自然と笑顔が出てしまうんですよ」といたずらっぽく笑う。
スケートをやっていて良かったと思うときは、いい演技をして拍手を浴びる瞬間。「やったー! という達成感でいっぱいですね」。思うような結果がでないこともあるが、「そんなときはスケートを始めたころのビデオを見て『もっと頑張らなきゃ!』って思うんです!」と気分転換の秘訣を教えてくれた。
シーズンオフの春学期には30単位以上履修登録し勉学に励む一方、早朝・昼・夜もほぼ毎日練習する忙しい毎日を送っている。大学の授業では実習系の授業が大好きで「彼末先生(スポーツ科学部)の授業で『回転して目が回らないか』を実験する予定で、今からとても楽しみにしているんです。私自身はジャンプの時に、踏み切りの方向と回転の向きが同じなら目はまわらないんですけど、逆の方向だと目が回るんです」と競技者ならではのお話も。
応援に来てくれたり、メールを送ってくれる大学の友だちには励まされているという。また、カヌー競技でオリンピックに出場した竹下百合子さん(スポ科3年)とも仲がいい。「『たこ焼きパーティ』をしようってみんなと約束してるのに、忙しくてなかなか実現できないんですよ」。アスリートとは違う大学生の顔をのぞかせる。
今後の競技生活の目標は? 「2010年に開かれるバンクーバーオリンピックを目指します!」と、キリッとしたアスリートの表情で言葉を結んだ。
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