「学術的文章の作成」 (担当:佐渡島紗織 留学センター准教授、
太田裕子 同助教)授業では、25人の大学院生が指導員として活躍中だ。彼らは8週にわたり、担当可能なクラスサイズで学生を受け持つ。履修者はCourse N@viから授業を視聴し、毎週400字程度の文章を提出する。指導員は自宅のパソコンで文章を受け取り、コメントと評価点を付けて学生に返却する。
指導員の専門分野は、人文・社会・理工系(10研究科)と多岐にわたる。彼らは大学院生対象科目「学術的文章の作成とその指導」を履修して専門的な技能を学び、その上で厳しい選考を通過した人たちである。さらに、授業開講中は週に一度のミーティングで、より有効な指導を実現するための話し合いを行う。
学期の最後には、履修者から指導員へ感想の言葉が届く。「毎回、講義のポイントにそってコメントしてくださったので、今後文章を作成する際には、とても役に立つと思います」、「文章を客観的に見てもらえたので、自分では気付くことのできない弱点を知ることができました」などである。後輩学生を「より良い書き手に育てる」ことは、指導員にとっての喜びといえる。
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▲指導法について話し合う指導員ミーティングの模様 |
ライティング・センター(早稲田キャンパス7号館1階)では、学生が持ってきた文章をチューターと学生とが一対一で検討する。チューターが目指すのは、自分の思考を整理し表現できる「自立した書き手を育てる」ことである。センターでは、4人の教員の下、国籍、専門分野なども異なる多彩なチューター19人が活躍している。日本語・英語どちらで書かれた文章にも対応する。また英語文章を英語で検討するか、日本語で検討するかを選ぶことも可能である。日本語文章を検討するセッションも、日本語母語話者、日本語学習者のどちらにも対応している。
センターには、さまざまな学部、研究科の学部生や大学院生が訪れる。どのような文章にも対応できるよう、チューターたちは、毎週の研修ミーティングで文章診断力や指導力を鍛えている。互いのセッションを観察し、助言し合う光景も見受けられる。その甲斐あって教員が学術論文のさらなる質の向上を図って訪れるケースもあるという。大学の学術レベルの向上に貢献したいという、チューターたちの熱意が伝わってくる機関だ。

▲ライティング・センターでのセッションの模様
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チューターの声
◆英語セッション担当
永田 祥子
学生が話しやすい雰囲気を作るように心がけています。そして指摘するのではなく、質問をすることで学生の気づきを促すようにしています。
◆英語セッション担当
塩田 紗智子
By looking at essays on various topics, I learned about writing styles and vocabulary specific to each area of study. It has made me more broad-minded about writing.
◆日本語セッション担当
小泉 勇人
初めてセッションを受け持ったときには不安ばかりが募っていましたが、過去のセッション記録を読んだり、研修ミーティングに参加したりを重ねていくにつれ、自信がつきました。
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指導員、チューターに興味がある人は・・・
「学術的文章の作成」指導員、「ライティング・センター」チューターに興味を持ったら、詳しい応募要件や応募方法を確認しよう。
「学術的文章の作成」指導員
指導員になるためには、オープン教育センターの大学院共通科目「学術的文章の作成とその指導」を受講することが必須だ。['09秋学期:吉野亜矢子教育・総合学術院専任講師、太田助教 木曜2限、'10春学期:佐渡島准教授、太田助教]
Web登録期間は9月10日(木)9:00~16日(水)19:00[一次]。研究科の科目登録期間よりも早い場合があるので要注意!
【照会先】アカデミック・ライティング・プログラム事務局
academic-writing@list.waseda.jp
「ライティング・センター」チューター
チューターの仕事に興味のある方は、詳しい応募方法を問い合わせてほしい(日本語セッションを担当する場合は、前述の「学術的文章の作成とその指導」の履修が求められる)。
【照会先】ライティング・センター 採用係
writingcenter-saiyou@list.waseda.jp
「アカデミック・ライティング・プログラム」をもっと知りたい人は・・・
「学術的文章の作成」授業と「ライティング・センター」に関して、さらに詳しい情報を手に入れたい場合は、「アカデミック・ライティング・プログラム」のウェブサイトを参照してほしい。
【URL】http://www.cie-waseda.jp/awp/
受験生向け公式サイト「大学体験Webサイト」(http://taiken-waseda.jp/)でも、ライティング・センターが紹介されている。佐渡島准教授へのインタビューを聞くこともできる(http://j-pod.jp/waseda/)。チェックしてみよう。 |

▲「学術的文章の作成」の授業画面
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