何をしてるの? かるたは取らずに飛ばすもの!

早稲田大学かるた会幹事長 人間科学部3年 川島 辰介

 

 早稲田かるた会は小倉百人一首を使って「競技かるた」のルールでかるたを楽しむサークルだ。

 「競技かるた」とは、1対1で対戦者と100枚ある札のうちそれぞれが25枚ずつ持ち、自分の陣を0枚にした方が勝ちというルール。残りの50枚は「空札」といって詠まれても場にない札となる。相手の陣にある札を取った場合や、相手が「お手付き」をした場合は、自分の陣からどれか1枚を相手の陣に渡すことができ、勝利に近づく。

 100枚の札は「決まり字」という最初の数文字のみを覚えれば良い。気がつけば「わかころもてはつゆに…」の札は決まり字の「あきの」としか見えなくなる。

 かるたの魅力は他大学との交流が深く、全国に友達ができることだ。ほぼ毎月全国各地で個人戦が開催され、年に数回の団体戦では「早稲田大学」の看板を掲げて挑む (東大や慶應に負けたくない方にもお勧めである)。またスピードが勝負のため、運動量は必然的に高まる競技でもある。大会は勝ち上がると一日がかりのため、中には2kg 痩せた!という人もいるのだ。

 このように運動系・文化系と両方の特徴を持っている「競技かるた」。穏やかにかるたを「取る」印象だった方々には少々ハードに思われるかもしれないが、運動神経の良し悪しは関係ない。練習で反射的に体が動いてしまうようになるからだ。

 会員は以前から競技をしてきた人、入学後始めた人などいろいろだ。男女や経験の有無を問わず、自分のペースで頑張りつつ楽しめるのも特徴であろう。練習日程は、火・金は18:00~21:30、木・土は13:30~18:00。会員ができるだけ練習する機会が増えるようにと多く設定している(もちろん強制参加ではない)。また8月と2月に合宿を行うほか、練習後の食べ歩きなどかるた以外を楽しむことも忘れてはいない。

 かるたが「飛ぶ」瞬間を見学がてら、ぜひ一度練習会場へ足を運んでいただきたい。


▲手の先にひらめく札。練習はいつも真剣勝負

耳をとぎすまし、すぐ動けるように低く構えたこの姿勢が基本。
▲耳をとぎすまし、すぐ動けるように低く構えたこの姿勢が基本。
深い中腰姿勢のため、 見た目よりエネルギーを使う


2007年各会対抗団体戦にて。みごと優勝
▲2007年各会対抗団体戦にて。みごと優勝

夏合宿にて
▲夏合宿にて

 
1191号 2009年6月25日掲載