パートナーの出身国について小・中・高校生に授業の中で紹介する。授業本番での自分の役割っていったいなんだろう。ICCアウトリーチ活動に申し込み、準備が始まったとき、自分にそう問いかけた。インターナショナル・スチューデント(IS)であるパートナーが主役で、日本人である私は脇役として通訳をやった方が簡単なのではと思った。しかし、事前準備中二人で話し合いを重ねていくうちに、本番の授業でも二人ともが主役として同じように貢献できるように工夫をするべきであるという結論に至った。説明と疑問をお互いにぶつけ合い、知識を補い合うことで、相手の国だけでなく、今まで気づかなかった自国についてもあらたな発見があった。

▲筆者右端
入念に準備を重ね、いよいよ地元の学校での授業本番。これまで児童・生徒の視点でものごとを考える機会などなかったので、自分たちが準備してきた授業に果たして興味をもってもらえるのか。的外れで、全く盛り上がらなかったらどうしようなど、いつの間にか心配と緊張が膨らんでいた。しかし、児童・生徒達が熱心に耳を傾け、うなずいたり、時には質問までしてくれたりしているうちに、不安は消え、いつしか自分たちも児童・生徒と一緒に笑い、授業を楽しんでいた。
背景が全く違うパートナーと私。しかしそこでお互いの役割を決めて、区切ってしまうのではなく、逆にお互いを補い合い、二人が主役として授業を作ったことが今回の楽しさと達成感に繋がったのだと思う。もしも始めから私が脇役に徹していたら、お互いにここまで充実した経験ができなかっただろう。また児童・生徒に対しての教育のはずが、気づいたらパートナーや自分の方が、本プログラム前よりもっと他国・自国について興味をもつようになっていた。
早稲田は日本の大学で最多の外国人学生数を誇っている。私は今回、学生リーダーとしても本プログラムを統括する機会をいただいた。国際性豊かで多様性に富んだ環境を活かした本プログラムは、同世代の学生同士で切磋琢磨し合い、人間的成長ができることを示してくれたと思う。ぜひこのアウトリーチをより多くの早稲田の学生に体験してもらいたいと思う。

▲イタリア紹介
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▲マレーシア紹介
※アウトリーチ・プログラムとは
異文化理解促進のための生きた教材として、外国人学生と日本人学生がペアになり、地域や地方の小・中学校や高校などの教育現場に出向き、自国の文化や社会について紹介し、生徒たちと意見交換をしながら彼らが世界に目を向けるきっかけを作り、異文化を理解する力を養うための支援を行うもの。
※教員メッセージ
先生として授業を任される! 準備から本番までの全ての過程でその緊張感と責任の重さ、そして達成感の全てをペアで分かちあう…それがこのプログラムの醍醐味です! 授業運営に関するあらゆる悩み、不安、対策など、教員の立場からアドバイスします!

守末恵(もりすえ めぐみ)
国際コミュニティセンター
GPプログラム担当教員
松代セミナーハウス
ここがオススメ!

▲新潟県の南西部の緑豊かな丘陵山地にある。
近くの山々で取れた山菜や茸を使った料理、屋外
でのバーベキューなど大自然を満喫できます。松代
には豊かな自然と温かい人情があふれています。
大きな総合グラウンドも無料で使えます。
テニスコート4面。
所在地:〒942-1534
新潟県十日町市蒲生字トロノキ676-2
電話:025-597-2129
規模:44人まで宿泊可(冬季は閉鎖)
開設期間:4月下旬~11月上旬
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